大東住宅株式会社/佐藤晋悦
床のお手入れ
フローリング床を傷つけたり、汚してしまったら。
うっかり傷をつけてしまったら :軽い傷は床材用補修カラーや補修液(ホームセンターなどの市販品)を キズ部分に塗ってください。 火のついたタバコを落としてしまったら :タバコやアイロンの焦げ跡は一度つくと取れません。 充分に注意しましょう。 またタバコの黄色いヤニは、アルコールをふくませた布でふき取ってく ださい。 洗剤や灯油、コーヒーなどをこぼしてしまったら :薬品、洗剤、コーヒー、醤油などをこぼした場合は、すぐに拭き取りま しょう。 時間がたつとシミになってとれなくなる場合があります。 毛染め剤で汚してしまったら :靴墨や毛染め剤、除光液、家庭用パーマ液などによる汚れはすぐに拭き取 ってください。 放置しておくととれなくなります。 作業を始める前に直接液体がこぼれても床材に影響を及ぼさない工夫をさ れることをお勧めします。 落書きをしてしまったら :クレヨン、マジック、水性インクなどが付着したときは、アルコールまた はシミ抜き用ベンジンをふくませた布で軽く速やかに拭き取りましょう。 |
定期的なワックスがけが美しい光沢を守ります。
ワックスの塗り方 1)天気の良い日を選び、窓を開けましょう。 雨天時や室温の低いときはワックスがけは避け、ワックスがけ直前には 科学雑巾は使用しないでください。 また窓やドアを開けて風通しをよくして行ってください。 2)汚れを落としましょう 床面のゴミ、ホコリは掃除機などで十分に取り除きましょう。 ひどい汚れの場合は中性洗剤を薄めた液を雑巾に含ませて、固く絞って からあらかじめ取り除いておきます。 スプレータイプの洗剤の場合は雑巾に含ませてください。 最後に、固く絞った雑巾で水拭きをして乾くまで待ちます。 ※洗剤分がフローリングに残っていると、ワックスがきれいにのりませ んので、固く絞った雑巾で拭き取り、十分に乾くまで待ちましょう。 3)ワックスを塗りましょう ワックスをきれいな雑巾にふくませ、しずくが落ちない程度に絞って、 木目方向に沿って薄くムラなく均一に塗ります。 ※ワックスをバケツに入れ、モップを絞らずに床に塗ったり、床面に 直接ワックスを流さないでください。 ※雑巾は汚れ落とし用とは別のものを使ってください。 4)乾くまで待ちましょう 乾燥するまで20〜30分間程度時間を要します。 ※その間はワックスを塗ったところは歩かないでください。 ワックスは次のような場合、粉化(パウダリング)することがありますので ご注意ください。 ●気温が低く床材表面が5℃以下になったとき ●油性ワックスの上に樹脂ワックスまたは水性ワックスを塗ったとき ●ワックスを極度に塗りすぎたとき ●塗り重ねの場合、先に塗ったワックスが乾いていない場合 ●ワックスの種類(特に油性ワックスや油脂・ロウの入った水性ワックス など)によっては、滑りやすくなる場合があります。 |
床フローリングは日頃のマメなお手入れが、美しさを保つポイントです。
日常のお手入れ ゴミやホコリを取り除き、乾いた雑巾やモップで拭き取りましょう。 ◎科学雑巾を水濡れ箇所には絶対使用しないでください。 フローリングが白っぽく変色するおそれがあります。 ◎科学雑巾をフローリング上に長時間放置しておくと変色するおそれが あります。 見える汚れ・見えない汚れ 普段、お掃除にはどんな道具をお使いでしょうか? 電気掃除機はもちろん、科学雑巾も大活躍のご家庭が多いのではないで しょうか。 科学雑巾はコットンや不繊布などにホコリをとる吸着剤が染み込ませて あるものがほとんどで、掃除機に比べて細かいホコリを除去できます。 掃除機は機種によっては使用中に排気し、部屋の中にあるホコリを空中 に巻き上げ、人間が吸込みやすい環境を作るので、掃除機を使うときは 窓を開けたり、換気扇を回すなどして、室内の空気をきれいに保つよう にしましょう。 目に見える大きな汚れだけでなく、空気の汚れにも注意を払いましょう。 汚れのひどい場合 水で薄めた中性洗剤を含ませた雑巾を固くしぼってから拭き取りましょ う。 さらに乾いた布で仕上げてください。 ただし、ぬれ雑巾を頻繁に使用すると表面にヒビ割れが生じることがあ りますのでご注意ください。 半年に一度はワックスを 美しい光沢を保つためにも、半年に一度はワックスがけをしましょう。 ワックスの塗りすぎは禁物! 床材表面が白く濁ったり、ワックスがムラになります。 少なすぎても効果がありません! 表面保護の役割を果たしません。 |
床フローリングにちょっとした気配りを大切にして、より美しく暮らしましょう。
マット・カーペット:カーペットや玄関マットなどの固定には粘着テープ(ガム テープ・両面テープ)の使用は避けましょう。 はがす時などに床表面を傷めるもとになります。 エアコン:エアコン暖房などを長時間連続して使用すると、室内が乾燥しすぎ、 床材の継目に大きな隙間ができたり、表面割れを生じたりする事が あります。 加湿器などで適度な湿気を補うようにしましょう。 ※加湿器の出口近くの床表面が水濡れし、変色やヒビ割れが起こ ることがあります。 加湿器の位置を高くするか、吹出口の向きを変えましょう。 床表面が水濡れした場合は、すぐに拭き取りましょう。 重量物:ピアノや冷蔵庫などの重量物の脚部には小幅の保護材などの緩衝材 (インシュレーター)を敷いて重量を分散させましょう。 また、移動させる時は、引きずらないようにご注意ください。 直接置いたり、引きずって移動すると凹みや傷のもとになります。 薬 品:各種薬品やアルカリ性洗剤、灯油などをこぼすと変色するおそれが あります。 コーヒーや醤油などをこぼした場合もすぐに拭き取りましょう。 家 具:キャスター付きのイスなどを直接使用すると、傷や破損のもとにな ります。 必ずカーペットなどを敷いて床表面を保護しましょう。 一般の家具やイスの場合も、カーペットなどを敷くか、脚元にフェ ルトを貼ることをおすすめします。 |
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床鳴りについて
:音の程度にもよりますがフローリングの継ぎ目部分がすれて音が発生
している事が考えられます。
これは、木の性質としての調湿機能が働き、伸び縮みを生じることに
よって発生するもので、やむ得ない現象です。
商品の性能、使用上特に問題はありません。
その他、水をこぼして長時間放置した場合や、水気の多い手入れをさ
れた場合などでも起こりますので正しいお手入れ方法をお勧めします。
色のばらつき、日焼けについて
:フローリングの表面には、天然目の単板が張ってあります。
天然の木は人と同様、生き物であり、同じ樹種でも一本一本個性があ
ります。
色調についてもばらつくのが普通であり、色を合わせる努力をして製
造していますが、それでも色のばらつきはある程度生じて、同じには
なりません。
また、お使いいただいてる間に日光や紫外線などによっては徐々に色
が変わることがありますが、これも天然木特有の性質です。