大東住宅株式会社/佐藤晋悦
その他のお手入れ
コンセントのお手入れ
家庭のコンセントは、1口から約15アンペア(消費電力1500ワットに相 当)の電気が使用できます。 いわゆるタコ足配線をし、同時に何台もの電気器具を使用すると、コードが過 熱する原因となりますのでやめましょう。 ●日常のお手入れ プラグが差さったままのコンセントは、その隙間にほこりが入りやすく、掃 除を怠ると作動不良や発火のおそれにつながります(トラッキング火災)。 こまめに掃除機などでほこりを吸い取りましょう。 ●注意すること ぬれた手で触れると感電のおそれがありますので注意しましょう。 電気設備の数だけコンセントがあるのが理想的ですが、多かれ少なかれ市販 の分岐プラグを使っているかと思います。 やむなく使用する際は、電気器具のワット数を確認して使用しましょう。 また、屋外に設置されているコンセントは防水用カバーがついていても、こ まめに点検しましょう。 特に雨が降った後などは、泥はねが原因で作動不良を起こしたり、破損した りすることがありますので注意が必要です。 |
照明器具のお手入れ
●日常のお手入れ 電球やカバーにほこりや汚れがつくと、明るさが低下します。 例えば一年間全く掃除しないと、汚れやすいキッチンなどで40%、清潔な 場所でも10%明るさが低下します。 キッチンなどの汚れやすい所や、おろそかになりがちな吹抜け部分のある玄 間ホールなどは半年に一回、掃除することが大切です。 柔らかい布に住宅用洗剤(中性タイプ)を薄めたぬるま湯を含ませたもので 汚れを落しましょう。 その後水拭きで洗剤分をよく拭き取り、よく乾かしてから使用しましょう。 照明器具の真下でストーブなどを使用することは避けてください。 上昇気流によりゴミがつきやすくなります。 ●注意すること 照明器具の掃除や電球交換は、必ず電源を切り、ランプやガラスが冷えてか ら行いましょう。 交換の際は、白熱灯、蛍光灯は決められたワット数のものを使用してください。 過熱損傷や火災の原因となります。 掃除の際は、電気の通る部分には水をつけないように注意しましょう。 また、ベンジンやシンナーは使用しないでください。 |
エアコンのお手入れ
フィルターにほこりがたまると、せっかくの冷房が効かなくなる上、電気代 も無駄になってしまいます。 ●日常のお手入れ エアコンフィルターの掃除はなるべくこまめに行うのが効果的です。 月に一回(頻繁にエアコンを使用する季節なら、週に一回)を目安に掃除 するように心掛けましょう。 まず、フィルターを本体からそっと取り外し、ベランダなどでほこりのつ いている側から掃除機を掛けます。 ほこりが取れたら水かぬるま湯で洗います。 古い歯ブラシを利用し、細かい汚れまで丁寧に落します。 最後に水分を十分に拭き取り、陰干しで乾かしてから本体に取り付けます。 フィルターが湿ったままで使用すると汚れがつきやすく、カビの原因にも なるので乾燥は十分に行いましょう。 悪臭やほこり、カビなどを除去する、市販のエアコン内部用掃除スプレー などが販売されています。 各商品の取扱説明書に従ってコンセントを抜き、ほこりなどを掃除機で吸 い取った後に、基盤や受光部、配線などに水がかからないように注意し作 業しましょう。 作業終了後はしばらくしてからコンセントを入れ、試運転してから使用し ましょう。 ※自分で行うのが心配な方は、専門の業者に依頼することをおすすめします。 ○エアコンの設定温度 エアコンの設定温度はひかえめにしましょう。 暖房時は2℃低めに、冷房時は1℃高めに設定すると約10%の省エネ ルギーになると言われています。 また、省エネルギーのためには、窓や壁から入る熱、逃げる熱をシャット アウトすることが有効です。 カーテンやブラインドをつけると、窓から出入りする熱を大幅に減らし、 冷暖房効果を高めることができます。 |
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�冷蔵庫
後ろをぴったりつけられるタイプ以外は、背面10cm、上面10〜30cm、両側2cm以上のすき間をあけてください。直射日光やコンロの熱が当たらないようにすることも大切です。食品を詰め込みすぎると陣内の冷気の循環が悪くなり電気を4〜5%余分に使ってしまいますので注意しましょう。また、扉を開閉するたびに外の暖かい空気が入り込み、消費電力が増えます。20秒間扉を開けると10秒間の時に比較して3%余分に電気を使います。扉を開ける回数は少なく、手短にするよう、庫内を整理しましょう。
�電子ジャー炊飯器
12時間以上保温するのは電気の無駄使いとなり、新たにお米を炊くよりも消費電力量が高くつきます長時間の保温はお米の味も損なうので、その都度炊飯することをおすすめします。
�電子レンジ
調理法に応じた適切な時間設定がもちろん大切です。解凍する場合は、半解凍の状態までの使用が省エネにつながります。その後は自然解凍にしたほうが、食品の質や味も損なわれません。
�電気カーペット
フローリングの部屋で使う時は、保温性の高いマットや布を下に敷いてください。また、電気ごたつとの併用は保温効果が高くなって経済的です。
�掃除機
まず部屋の片づけをすませ、一気に掃除機を掛けて作業時間を減らしましょう。また、フィルターや集塵袋にほこりやゴミをため込まないようにするのも重要です。
�洗濯機
洗濯できる容量が決められていて、洗濯物がその容量より多すぎても少なすぎても電気と水を無駄に消費します。最も効率のいい洗濯物の量は、洗濯機の容量の8割程度。また、お風呂の残り湯を使うと効果的ですが、洗剤の入れすぎはすすぎに時間がかかり不経済です。
�電気ごたつ
かけ布団と敷き布団の併用や、掛け布団の厚さを3倍にするなどで、20%もの省エネになります。すぐに温まる赤外線ヒーターのこたつなら、スイッチをこまめに切り、設定温度を「高」から「中」にするだけでも、かなり節約になります。