ものづくりノート
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失敗学?
気の緩みがとんでもないミスを誘発します。
昨日もちょっと只事ではないミス(失敗)が発生しました。
モノづくりにはミスはつき物ですが、肯定する訳にはゆきません。
ただ問題なのは、そのミスが「首から上に起因して起こったのか」
それとも「首から下が起因で怒ったのか」。
これはある大リーグの監督さんが言った言葉だそうですが、まさしくその通り。
首を境にした原因で、大きな差があるのです。
キーワードは「首」。
つまり頭か、体か。
頭が起因のミスとは判断ミス。チェックミス。つまり基本的な事、約束を守らないこと。
自分自身一番気をつけているミスです。そして最も嫌いなミス。
エンジニアとして有っては成らないミスと思っています。
(でも正直、ミスったときはとても凹みます。自己嫌悪に陥ります。何でもっと確認しなかったんだろうとかね)
体のミスはある程度しょうがない部分もあるかもしれない。(でも肯定は出来ない。しつこいようですが、ミスが起きないような工夫が大事)
機械が加工する場合が殆どなのですが、機械は人間の指令以外のことは絶対に動かない。
だから人間は機械に指令を出す場合、本当に慎重に考えなければなりません。
私は「例えば今やろうとしている加工をミスしたらどうなるだろう」と常に考えて仕事をするようにしています。
例えばミスの規模の大小もありますが、若しかしたら生産がストップしてしまってお客様に迷惑を掛けるかもしれない。
またそのせいでライン補償を請求されるかもしれない。とか考える訳です。
すると勢いチェックを何回もするようになる。で、何事も無く加工が終了してあたりまえ。
この当たり前が大事です。いつも真剣勝負ですから。
真剣勝負であれば道場破りも来るかもしれない。負ければ看板を持ってゆかれる。
そんなに考えなくてもと言われそうですが、道場破りは国内とは限りません。
いや、むしろ海外の方が多いかもしれません。
ですから日頃の稽古(作業)が大事ですし、鍛錬(スキルアップ)も大事。
そして先人達が残してくれたモノづくり(極意?)を継承してゆかなければならない。
真剣に、慎重に、そして大胆な発想で。
なかなか難しいけれど、進化しなくては!
今日も一歩前に進むゾ!
追記:
昨日テレビで大学の教授が言っていました。専攻は「失敗学」。
失敗を分類して故意かその他かのような分類だったと思います。
その中で故意の分類の頂点には「テロ」がありました。
(途中には「企画不良」とか「不注意」「誤判断」とかいろんなのがあった。)
そうか。故意に失敗するとテロリズムになってしまうんだ。
そんな人いないと思うけど。
2007.05.09:
s-mold
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