ものづくりノート
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ゲージブロック
今日は休日出勤。
天気が良いので気分も上々です。
工作機械ではないのだけれど、今日はお休みなので測定器というか標準器を紹介します。
ブロックゲージはそのまんまブロックの形をしたゲージです。
長さの基準になります。
長さの基準は1983年に国際度量衝総会において
「1メートルは1秒の299792458分の1の時間に光が真空中を伝わる長さとする」の決められたそうです。(もしかしたら今は違う定義かも。習ったのが古かったので。そのときはご指摘ください)
確かその前には「メートル原器」なるものが有ったように記憶しています。
メートル原器は世界に国際標準があって、それから各国レベルの原器があって、それをまた下のレベルの原器にして......という感じだったように思います。
国ごとに長さが違っては困るのでこういう形になっていると思うのです。
どの国でも1メートルは1メートルです。(のはず)
それらの国際標準からトレーサビリティーを保って、ゲージブロックと言う形で長さの標準が工場にあるわけです。
どのように標準に使うかと言うと、このゲージブロックを測定器で測る。
たとえば20ミリのブロックを測定したら20ミリの測定結果でないとおかしいわけ。
というか20ミリに測定結果が出るように測定器を補正します。
これを校正といいます。
そんな訳で大部分の工場の場合には、ゲージブロックが全ての寸法の大本と言う訳。
ゲージブロック単体では何も測定できないけれど、じつは精度の塊なのでした。
写真は1枚ですが、一般的には112個とか103個など、各寸法別にセットになっているものを使います。
ブロックゲージを足し算して色んな寸法を作ったりします。
このように精度の根底をなすゲージブロックですが、あまり一般的ではないですね。
精密な加工にはなくてはならないものです。
あ、そうそう、温度管理はばっちりする必要有ります。
伸び縮みするからね。
2007.04.07:
s-mold
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