ものづくりノート
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久しぶりの3次元CAD作業だった
昨日は本当に久しぶりに3次元CADのオペレーションをしました。
3次元CADというのは画面の中で立体で形状を書くことが出きるCADの事です。
私も一応工業高校に在籍中、製図の基礎を教わったはずなのですが、どうも2次元ですと表現に時間が掛かってしまいます。
2次元の場合、線1本の有無で形が全然変わってしまいます。(破線とか実践とかいろんなルールがあります)従って確認する事項が沢山出てくる訳です。
でも3次元の場合は形その物がズバリ画面の中に有る訳なので、表現も何も有ったものではなくて、そのまんま。
なので本来の意味での設計に対してのみ注力する事が出来て、私の場合には大変楽なのです。(でも2次元は基礎中の基礎なので、本当に大事。ただ3次元は楽だという事です。念の為)
昔の3次元CADの使い方と言うのは、なだらかな曲線とかRとかの表現に対して有利で(当然ですよね)、2次元はそんなのワザワザ使わないといった雰囲気でしたが、最近当社は全ての設計を3次元で行う様になっています。
最近と言っても10年以上前からですが。(これは非常に早い方だと思います)
そもそも3次元CADというのは航空機の設計に対して有効という事で始まったとか。
何やらまた軍事関係?の匂いがしないでもないですが。
今では車や家電、その他形のある物殆どメーカーでは3次元で設計をしているのではと思うくらいに普及しています。
普及にはじつはコンピューターの性能が上がった事と、価格が下がったことが挙げられます。3次元って、物凄くCPUのパワーとメモリを必要とするんです。
私の所で最初の3次元は「パソコン」ではなくて「ミニコンピューター」でした。
しかもコンピューターだけで数百万円!!!
しかも媒体はCD−ROMとかでなくてフロッピーでもない。
何だと思いますか?
何と「紙テープ」による記録、読み込みなのです。
ですから今「何ギガバイト」とか「1メガバイト」などといいますが、昔は「何メーター」。
つまりテープの長さで情報量を言っていた訳です。
概ね紙テープ1巻が280メートル。
足りないと、それこそ糊でで貼り付けて延ばしました。
良い思い出です。
(たまに巻き取りの最中に切れてしまって大慌てとかハプニングありましたね)
さて今はそんな事もなく、平気で100MBとかいうファイルを作れるようになりました。隔世の感があります。
昔はファイルが大きくなるとCPUが耐えられなくなるので、出来るだけ形状や作り方を工夫して作図したんですが、今のCPUは力があるので、そんな事を考えないで作業できてしまいます。
だからでしょうか、いたずらに重いファイルが最近増えてきているような気がしてなりません。テクニックを物理的なCPUの力で誤魔化しているような気がします。
自分もそうかな?
今日は久しぶりにモノづくりの話題なので、力が入りすぎて長くなっちゃった。
やっぱりモノづくりが好きなんだな。
今日も雪だ。
さて頑張るべ。
2007.03.08:
s-mold
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