ものづくりノート

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昨日も簡単な金型修正依頼があったので修理に取り組みました。
今回は射出圧力に鉄が負けてしまっての不具合。

前回「鉄もたわむんだ」の所でも述べたように、細心の注意を払って設計しても実際は判らない部分がおおい。
今回は設計、製作、完成後の改造にその原因は在ったようです。
ぎつぎつのスペースの中での改造は、時には腕時計並の細かい細工を要求される場合もあります。その中で機能だけでなく、圧力も考慮しなければならなかった部分が、足りていなかったようです。
普通でしたら多分充分に持つはずですが、対象の金型は超ロングランで生産しているので、金属疲労だと思われます。
抜本的な改造修正はできないので、やはりそのスペースの中で完結させる修正を行いました。
やっぱり何でも一番最初に設計するとか加工するのは楽ですね。今あるものを直したり改造したりするのはとても大変な事です。
今回の修理・修正でかなり持ちが違うと思います。

あとは何も壊れなきゃいいがなぁ。

◎ 細かい対策をした、スプルブシュとロケートリングとよばれる、溶けたプラスチックを流し込む部分です。真ん中の小さな穴(だいたい4ミリくらい)から流し込みます。その先にあるのはいろんな形です。大きなものも小さなものも、大体このサイズの穴から流し込みます。
2006.12.19:s-mold:count(1,456):[メモ/ものづくり・志(こころざし)]
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