ものづくりノート
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JIMTOFを見て#2
今回のJIMTOFを見てみてちょっと思ったこと。
前回のJIMTOFの場合には、いわゆる「バカチョン」が多かったような気がします。
つまり誰でも容易に作業が出来るような感じ。
スキルをあまり要求しないような機械やCAD/CAMとか。
其の前のJIMTOFは直彫りが流行っていて、どのメーカーも放電加工が要らないという事を売りにしていたように思います。
で、今回のJIMTOF。次第にネタが少なくなってきているのかな?
って感じました。確かに5軸加工機とかがありましたが、今までの様な産業革命(?)みたいな感じは致しませんでした。
でもこれからは5軸を中心に色んな革命が起こってゆくとは思います。
あと感じたのは、色んなメーカーがくっついていて、名前は残っているけれどじつはとあるメーカーに吸収されたとか、合併したとか。
これには少々驚きました。
樹脂メーカーは結構そういったのがあったのですが、機械もそんなに沢山あったとは少々勉強不足を感じました。
欧米の名門の超精密工作機械メーカーが日本のメーカーの傘下になったり、また欧米の違うメーカー(認知度がグッと低い)の傘下になったり。
もしかしたら金融不安の影響が相当にでているのだろうか。
会社自体は株式を公開している以上は、しようがないけれども、其の会社の持っている技術は、人類の宝だと思う。
会社を売り買いするのは(?)と思うけど、その伝統というか考え方と言うか技術というか、そういったものは絶対に残して欲しいと思います。
アメリカのとある有名な工作機械メーカー。この会社がなかったらアポロは飛ばなかったと言われる話しは、業界では有名な話。当然コンピューターの会社ではなくて、超精密な加工の出来る機械を作っている会社。
あるとき国外の企業が買収に名乗りを上げたそうな。
其のときにアメリカ政府が動いて、無しになったとか。
僕はアメリカの正義に対する考え方(色んな意味で)と国防の根っこを押さえる考え方に驚いたのでした。
でもこれはおそらく例外であって、沢山そういう会社はアメリカにありました。
ジグボーラの「デヴリーグ」などは今はありませんが、今でも日本の工作機械メーカーで現役で稼動してます。(マザーマシンのマザーマシン)
精密機械というとヨーロッパですが、アメリカにもあるのでした。
ちょっとウンチクが入りすぎたかな。
2008.11.05:
s-mold
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