ものづくりノート

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2Sを進めながら色々と気がつきます。

例えば部屋と部屋の段差。
人間は優秀だから段差があったら登ったり降りたりします。
とても凄いことだと思います。
(しかも無意識にしていますが)

でもその段差が無意識のうちに、違う部屋(当然ですが)違う空間として認識をもってしまいます。

わざとそういう仕掛けならばイイのです。
例えば此処は事務所だよ、現場ではないよ、とかいう区切りの仕方として。
(でも今はそういう風な区切りは流行らないような気がします)

そういう背景が有った訳ではないのですが、とある場所の段差が妙に目に付きました。ここは元々現場と設計室の境。
設計室はゴミを持ち込ませないように区切ってありました。
其の名残で引き戸があって、段差がついていました。

今、こちらの建物は全て成形工場として利用しています。
なので段差は却って障害にしか感じません。

そこでいっそ床を取り払って(化粧板で底上げされていたので)、同じ高さにしてしまおうか?とも考えましたが、あまりにも急激な変化はいけない。
(やっぱり元に戻したいとかあります。でもとりあえずやってみよう!と言うのが大事です)
なのでそこに緩やかなスロープを設けました。

期せずしてバリアフリー化したというわけです。
当然健常者にも易しいし、何よりもちょっと力が要るけれども台車が通れるようになったと言う事は大きい。

つまりそこも作業スペースとして使えるようになっと言う事です。

このようにしてちょっとした工夫でスペースの有効活用が可能になります。
また直ぐに元に戻せることも利点です。

兎に角お金を掛けないで、何でも直ぐにやってみよう。
これが一番大事だと思います。

◎ 大工さんに作っていただいたので、すっごく格好いいし頑丈にできました。同じ工業団地内にある葉山建設さんの仕事です。上手だなぁ。
2008.04.25:s-mold:count(3,556):[メモ/改善・工夫・5S]
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