斎藤金型携帯サイト
▼機械はシグナルを出しています。
昨日の出来事。
とある油圧の機械を立ち上げようとした所、異音発生。
実は先週も似たような事例があり、どうなっている?と尋ねたところ、ある担当者は、「いつもこんな物。」そうかな?と思い、別の担当に尋ねると「ちょっとおかしい」。私が聞いても明らかに違うのに、毎日作業していると慣れてしまうのだろうか?
其のときは油音を上昇させるのと、少し油を足しただけで何とか稼動した。
それで先週は調子が良く稼動してくれた。
週末は油圧を停止させるので、週初めに起こる現象なのだが、また昨日同じ異音が起きたという訳。
早速色んな手を打ったが、どうも分からず、メーカーに指導を仰いだところ、フィルターの目詰まりが指摘された。(恥ずかしい話ですが、あえて公表しますね)
其のフィルターのある場所が、とてもメンテナンスを考慮したとは言えない場所にあるんです。この機械は。
しかも全部作動油を抜かないとフィルターの清掃が出来ないという構造。
多分そんな訳でフィルターの定期的な清掃が疎かになっていいるんだと思う。
(はやり直ぐに出来る様になっているのと、そうでないのでは違うんだと思います。ついつい「もう少し」とか「この次」とかになっちゃう。)
まぁそんな訳でフィルターを分解したらビックリ!これじゃ駄目だべ。
慌ててクリーニングをして組みなおしました。
そしたら異音もなくなり、順調に油圧が廻りだしました。
常日頃から、機械の清掃を励行してもらっています。
目的は異常の早期発見と、5S推進による教育の一環です。
もう一つは、「良い製品は綺麗な職場からしか生まれない」という私の哲学。
まだまだ100点には遠いですが、すこしづつ綺麗になってきています。
そういう活動をしていながら自分達で気づいてもらえなかったのは少し残念。
でもこの教訓を水平展開して、是非今後はこういう事のないようにしなければ。
気持ちも新たに思ったのでした。
機械の異常は突然訪れません。
必ず予兆があります。そのときに手を打てば機械のダメージが少なく修復できます。
そのまま放っておくと致命的なダメージになり、最悪機械がオシャカになったりします。
機械は絶えずシグナルを出しています。
聞き逃さないように、毎日の清掃が大事ですね。
◎ このフィルター、真っ黒。機械さん。ごめんなさい。
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2008.03.04:s-mold
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