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▼結局一番仕事をしているのは刃物です

我々モノづくり(特に機械加工)をしていると、色んな道具を使って仕事をする事になります。

工作機械の種類の多さも勿論、それになくてはならない刃物も数多く。
色んな要素があるのだけれども、なんだかんだ言っても一番働いているのは刃物なのです。

刃物といっても沢山あって、おなじみの「ドリル」から鋸の「刃」、また鉋やノミ、包丁なんかもそうです。

我々がよく使うのは「ドリル」これは穴を開ける刃物。
つぎには「タップ」これはメスネジを切る刃物。
「エンドミル」これはドリルみたいな形をしているけれど、ドリルみたいに垂直方向にだけしか加工できないのではなくて、水平方向にも加工できるという刃物。

つまりドリルみたいに回転させて、溝を掘ることが出来るという刃物なのです。
この刃物の中にも種類が沢山あって、
先端の形状が平らなもの「フラットエンドミル」
先端の角にR(丸み)がついているもの「ラジアスエンドミル」
側面にテーパーがついているもの「テーパーエンドミル」
先端がまん丸な「ボールエンドミル」

などなど。

これらを組み合わせて色んな形を彫ってゆくわけですね。
当然刃物も高いのから安いのまで色々。
コストや材質を考えて加工手順を考えたり、条件(回転数とか油とか、送り速度とか)を考えたり。

経験が物をいいますが、経験が邪魔をして新たな刃物や技術に乗り遅れるのもこの世界。
常にアンテナを張り巡らせて情報を集めることを怠らないことが大事。

目の前の仕事ばかり追いかけていると、後で楽になる技術や情報を見逃してしまい、結果的に同じ失敗(納期遅れや加工ミス、精度がでないとか)を繰り返す。

また「見て置くように」と言われても、何があるのか判らずにただ漠然と見ただけ。こういう人は本当にかわいそう。多分一所懸命にやっているのだろうけれど、取り残されること間違いない。


身近に居ませんか?こういう人。
早く自分で気がついて、前のめりに活躍して欲しいものです。

いよいよ朝寒くなってきた。
温度管理をしっかりとしなくては。

心はいつも熱く!頑張ろう!

◎ツーリングと刃物です。これはボールエンドミル。ハタラク、はたらく。
画像 ( )
2007.10.15:s-mold

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