斎藤金型携帯サイト

▼久々に材料取り。(6面直角体つくり)

昨日は久しぶりに社内の材料在庫から、6面直角体を削りだした。

いつもだと、設計開始して必要な材料が決まると、全て寸法まで仕上げてもらった状態で購入する。公差は±0.005ミリ。

長年金型を作っていると、余った(?)材料や改造になって使えなくなった材料などが大分溜まってくる。
昔は大きな材料でなければそれらから削りだして使っていたが、短納期の昨今、仕上がった材料を購入する場面が多くなった。

昨日は緊急に必要になったので、社内の在庫から削りだしたというわけ。
当然丁度いいのがないので、切断して使うことになるんだけれど、前にもブログしたように手で切る機械をつかうと中々真っ直ぐにきれない。

今回は30ミリと厚い材料なので余計に切るのが大変です。

ちなみに手で切る機械というのは「コンタマシン」。ノコ盤です。
鋸の刃がぐるぐる廻っていて、そこに品物を押し当てて切る訳。

なので押す力が人力です。
その押し方で真っ直ぐにきれたり、そうでなかったり。
簡単な機械ほど奥がふかい。

さてようやく切れたと思ったら、変なところに穴があいていた。
(知っていたけど、こんなに深いとは思わなかった)
なんとか使えそう。

フライスを使って平面削り。研磨仕上げをするので、研磨代をのこす。

久々に平面研削盤も操ってどうやら完成です。
何とか精度も出せた。

昔よくやっていた作業は本当に身についているもんだな。
忘れない。

やはり基本はしっかりと見につけるべき。
そこから応用が効いてきます。

機械加工は
@ 真っ直ぐ
A 直角
B 平行
C 平ら
D まん丸。
が大事です。

何を作っているかって?
今開発中の金型です。
成果が楽しみです。思惑とおり巧くゆけばいいなぁ。

いや、巧く行くまで頑張ろう!

◎ 写真は久しぶりに手で材料を切断している所。難しいよぉ。
画像 ( )
2007.09.27:s-mold

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