斎藤金型携帯サイト
▼先例(失敗)に学ぶ
先日のブログで加工ミスが多い事を紹介しました。
その後データを取り続けていましたが、はたと気がついた。
データを取ってばかりいても半分無意味だなと。
同じ人が同じミスを繰り返さない様にするのは当然だけれども、それらを水平展開する事により、同じミスを職場全体として繰り返さない様にする必要がある。
それにはどうしたらいいのか?
そう、失敗事例を公開して、同様の加工時にそれらを頭に入れて加工してもらうようにしたのです。
事例自体が多いので、それらをこれから分類して見やすいようにしなくてはならないのですが、間違えてはならないのが「個人攻撃にならないようにする」こと。
これが大事です。見せしめとかではなくて、あくまでも同じ間違いをしなくするために公開しているという事。
とはいいながら、自分がミスしたのは自分で判るので、再認識はしている様子です。
次第に加工ミスが減ってきているように感じます。
世の中には失敗学というのがあるそうです。(前にもブログにかいたけれど)
学問になるほど奥が深いのですね。
使い古された言葉に
「失敗を恐れず思い切って事に当る」いうのがあります。
でも誤解してはいけない。この場合はあらゆる可能性を考え、危険予知をし、万全の体制で臨んで事に当るという事。
その上での失敗はしようがない無いと言う事です。
「いちかばちか」
とか
「無造作」
とか
「意思の入っていない作業」
とか
「理解しないでやった」
とか言うのは失敗をおそれないではなくて
「無謀」
というものです。
これを誤解している人、結構いるんじゃないかな。
さて今日は開発金型をちょびっと改造してみよう。
世の中で出来ていない事を試して見ます。
それこそ失敗を恐れずに!
前のめろう。
画像 (小 中 大)
2007.09.13:s-mold
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