斎藤金型携帯サイト
▼汎用の機械を操作した
昨日は機械加工。
今開発中の金型の部品加工。
従来だったらNC工作機械(マシニングセンターとか)で加工する部品を、汎用のフライス盤で加工。
今機械が混んでおり、とても開発の金型を入れる余裕がないので、汎用の機械でした。
NC工作機械は簡単に精度を出せますが、汎用の機械は全て人力なので非常に難しい。
キリコの出方とか、音を聞きながら慎重に加工します。
そうそう、エンドミルと言う工具にも気を使います。
汎用の機械だと油をジャブジャブかけないので、刃の持ちも違いますから。
久しぶりだったので緊張の連続ですが、昔とった何とやらで巧くゆきました。
仕事って、体に染み付いているんだなと最近感じます。
今当社にも若いエネルギーで頑張って頂いていますが、最初の基本をどう伝えるかで、将来が変わってしまうような気がします。
というのも、最初の基本を適当な覚え方をするとずっとそういう仕事をするようになるだろうし、きちんと覚えると将来も良い仕事をするようになるだろう。
モノづくりの現場は妥協が許されない。
だから指導が大事だと思うし、自分で研究する事も大事。
昔はいちいち細かい事は言わなかったけれど、最近は言うようにしています。
でないと、判らないから。
自分でもっと気づいて欲しいんだけれどね。
あと大事な事は、先輩の仕事を横目で見ながら盗んで欲しいという事。
何かやっているな。では上達しません。
技と言うのは自分の身につく物。一生物です。
自分自身に蓄積されるノウハウ。
すると次第に色んなものが見えてくる。
モノづくりは止められないね。
◎ 今開発中のテスト金型。誰も作ったことの無い事をしています。
未知の領域に踏み込むのは楽しい事です。
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2007.08.29:s-mold
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