斎藤金型携帯サイト

▼昨日は穴あけ三昧

現場に入って加工です。
図面は大雑把にしか書いていない。(素材を注文する為だけなので)

あとはアドリブで創ってゆく。すると全体に目を満遍なく配らないと、あとで穴がダブってしまったり、加工ができなくなってしまう。

なので一つの加工をするにも、後工程や作業、また性能に拘わりがないか確認しながらの作業になる。

これが図面を元に加工するのと大きく違うところ。

図面を書いた人が、地球上でこれ以上の技術を持った人ならしょうがないけれど。(其のとおりに作れば良い)

でもそういう人は滅多に身近にはいないし、今この作業を熟知しているのは作っている本人。

なので作りながら最初の予定よりも進化してゆく訳。(チューニングしながら創ってゆくのと同じ)

私も図面を書くけれども、それは自分で全部作ることが出来ないので、分業する場合。(大抵そうなのだけれども)協力工場さんに頼んだりとかね。

でも自分が陣頭指揮をとって金型をこさえる場合、やはり見ていて「おや?」とか「こうしたほうがいいな」とか閃きがきます。

いくら3次元で設計して形状が判ると言っても、現物のバランス、重さ、雰囲気にはかなわない。

とくに雰囲気で何となく巧く行くか、行かないかは大抵判るしほぼ当るね。

だから現場を兎に角見る、一番は陣頭指揮、若しくは手伝いで参加する。
これをしないと、机上の計算でしかない金型になっちゃうんだ。

設計する人も現場を知らないといけないし、現場で作業をする人も設計をしらなくちゃいけない。

両方知っていて、かつ常に好奇心をもって仕事をしている人は、「段取り」が上手。

今の当社はどうだろうか。昨日見ている限りでは及第点はあげられないな。
すこし段取りを優先に皆で勉強しよう。

昨日で梅雨明けだそうで、夏本番!(でも8月だし)

本日はお客様がおいでに成ります。工場をきれいにしてお迎えしましょう。

今日もお客様がおいでになるまで、ぎりぎり加工して汗をかこう!

頑張るよ!
画像 ( )
2007.08.02:s-mold

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