斎藤金型携帯サイト
▼たまにはこんな形も作ります。(2.5次元)
色んな形を作る基になる「金型」。
なので球体の製品を作る為には金型も球の形状をしています。
まるで「占い師」がつかう水晶玉みたいでしょう。
これも実は「ジグボーラー」で作っています。
「ジグボーラー」はまた後ほど紹介しますが、とても精度の高い機械です。
XYZのそれぞれの軸を少しづつ動かして球の形を作ります。
とても人間が動かしては出来ないので、そういう指示を「CAD/CAM」によって作ります。(聞いた事あると思いますが)
この場合、球と言うのはある断面を有る軸に沿って回転させると出来る形なので、我々業界では2.5次元と呼んでいます。(または2軸半)
物理学的(?)には存在しない2.5次元ですが、結構金型を作るうえでは多いですね。一般的には使われていない言葉です。
それ以上に自由曲面となると「3次元」つまり「縦」「横」「高さ」を同時に動かす作業になります。3次元は一般的ですね。
いずれにしても人間が手作業で作れる「指示(データ)」をはるかに超えています。なのでCAD/CAMが必要になってきます。
昔はコンピューター自体が高価だったのでとても高い品物でした。
今はパソコンの普及と共に、安くなって色んなメーカーが乱立している状態です。
画面の中の立体形状が、実際に削って形になるのは堪えられません。
モノづくりの面白さといった所でしょうか。
さてさて、そういいながら実は2.5次元や3次元の加工は全体の10%まであるかどうかです。
その他はやはり人間が縦と横を駆使して加工するのが多い。
その際の指示(データ)は自動プログラム製作装置をつかいます。
(これもまた後で紹介しますけれど)
色んな道具を使いこなすには全部覚えなきゃね。
スキルアップは大変だけれど、後で楽にになるし、自分も伸びる。
毎日何かにチャレンジしてゆく姿勢が大事です。
今日も何か一つ覚えてスキルアップしよう!
画像 (小 中 大)
2007.05.15:s-mold
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