斎藤金型携帯サイト
▼氷結チューハイの缶の凹凸どうやって作るのかな
またモノづくり展を見てきたときの話しで恐縮です。
滅多に見れないものもありました。
奥深くしまってあってご開帳が滅多にないという物ではありません。
それはノウハウの塊、その会社の飯の種であるから見れない!と言うものです。
皆さんも一度は御覧になったことがあると思うのですが、確かキリンビールが出していたと思うんですが(間違えていたらごめんなさい)、氷結チューハイだったか焼酎の「缶」。
外側がひし形に凹凸になっている、あれです。
飲みながらどうやって作るんだろう?と不思議に思っていましたが、国立科学博物館に行った時、まさしく目の前にあったのでした。
それは不思議な形をした「金型」。
多分それだけでは出来ないので、そのメーカーは自信をもって展示したんだろうなと思いますが、その一部を見ただけでも感動でした。
アルミの飲料缶の場合には、冷間鍛造と言う方法(インパクト)で一般的には作られますが、その方法だけでは側面にギザギザ(凹凸)は付けられません。
アンダーカットになっちゃうから。(アンダーカットとは、真上から見たときに表面の形状が全て見えない状態の事。陰になる部分があると型から抜けません。それをアンダーカットと言います)
なのでどうやって作るんだろうと不思議だった訳です。
たかが飲料の「缶」なのですが、その陰には物凄いテクノロジーが沢山詰まっているのです。そんな事を考えながらお酒やジュースを飲むとひとしお美味しくなる(?)のでした。
実際につくっちゃった会社(人です。絶対)も凄いですが、それを提案した人も凄いですね。多分素人だと思います。
プロでは発想できない!
何でって?
実績や下手な経験が邪魔するから。
だから最初からそんな発想できない。(と自分は思う)
ただ、そこでプロフェッショナルとエセプロの差は、馬鹿にしないで真剣に検討した事。それが一番大事だと思います。
「できねぇよ」というのは簡単。
「どうやったら出来るかな?」って考えるのが大事な事です。
だって月にもいっちゃんたんでしょ。人類は。
出来ないことを出来る様にするのがエンジニア。
うーん。書きながら自分にプレッシャーでした。
今日は現場応援。
最近穴あけを一所懸命にやっています。(焼入れ前の加工だね)
今日も沢山穴を開けるよ!
楽しいです。正直。
皆もそうだと思う。モノづくり、覗いて見ませんか?
今日も一日頑張って現場で汗を流そう!
週の初めだから慎重にやらなくっちゃ。
画像 (小 中 大)
2007.03.19:s-mold
[2007.03.20]
恥ずかしいです。 (s-mold)
[2007.03.19]
国立科学博物館ですか。 (T.K)
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