斎藤金型携帯サイト

▼色んなショー(展示会)があるもんです。

第63回東京インターナショナルギフト・ショーというのがあります。

簡単に言えば、お店屋さんに並んでいる品物殆ど(置物とか小物とか雑貨とか)が一同に集まった展示会と思えばいいです。
なので物凄く沢山の品物があつまります。業者の方々も同様。

何で金型屋さんが「ギフトショー?」と言う事になると思うのですが、実はお客様が出品なされているのでした。札幌にあるお客様なのですが、北海道のお土産で有名な「マリモ」を販売している会社さんなのです。


何度か紹介させていただいていますが、当社は金型を作ってそれらを活用してプラスチック成形品を作っている会社です。(例えば携帯電話のボディとかいろんなやつ)
それらの技術の延長線でキーホルダー版のマリモのプラスチックケースを収めさせて頂いております。北海道の観光シーズンは4月ころからでしょうか、その前後にご注文を頂戴致します。季節要因の商品なのですね。

さてこのギフトショー。
目的意識を持って見に行くと大変勉強になります。
というのは、いわゆる「流行」の「色」「形」「大きさ」といったものがおぼろげに見えてくる。つまり「センス」を磨くには最適なのかもしれないです。

金型屋に「センス?」というご質問が来そうなのですが、もともと世の中に無い形を作る為の型を作る訳。つまりデザイナーの形を表現しなければならないのです。
デザイナーは勝手な事ばかり言います。(言葉が悪くてすいません)3次元CADを駆使しても、最終的にはデザイナーさんの要望でヤスリ等手仕上げでデザインをチューニングしてゆかなければならないのです。(最近はよっぽど減りました)
昔、3次元CAD等無い時代、図面を切り抜いて合わせる形を作ってヤスリで削っていったそうです。

あの黒電話って覚えていらっしゃいますか?
あの頃は3次元CAD等ありませんで、全て職人が「タガネ」で彫って作ったそうです。

もうお判りですね。「センス」が本当に必要なのです。

今回も東京ビックサイトであるらしい。お客様も出展されるという事なので行って見なければと思っています。
あと、国立科学博物館でモノづくりの展示があるそうで。それも興味があるな。

でも最近妙に「モノづくり」っていう言葉聴きませんか?
何だか違和感を感じますね。いままでITとかインターネットとかばかり言っていたのに、急に「モノづくり」なんて。
免罪符の様な言葉になっていなければいいですね。

でもモノづくりが脚光を浴びるという事は大変素晴しいことです。

もっとモノづくりの楽しさを判ってもらい、若い人達が一層モノづくりに参加してくれることを念願しています。
画像 ( )
2007.02.07:s-mold

HOME

(C)Saito Mold Co.,Ltd.

powered by samidare