斎藤金型携帯サイト

▼ちょっと景気のいい話。

今日で殆どの会社が仕事じまい。
官庁関係もそうかな。

色んな事があった1年でした。色々考えても一年は終わるし、また悩んでいても新年も来る。人間って小さな生き物かもしれないっすね。

さて今日は夕方に大掃除をして全社恒例の忘年会開催。
当社は工場が5つあって、そのうちの金型工場、大掃除をすると色んなものが出てきます。
といってもそんな大げさな事ではなくて、「切粉」または「切子」または「キリコ」。鉄や銅、アルミを削ったときに出てくる削りかすの様なものです。

非鉄金属の高騰が叫ばれている昨今、特に純銅のキリコが非常に高く売れます。
大掃除をすると当然機械の下や裏側等も一斉に掃除するので、そういう日頃貯金(?)してある所から出てくる訳です。

鉄が混ざってはいけないので、きっちりとマグネットで分別をして貯蔵しています。

えっ?銅は何に使うかって?放電加工という加工方法があるのですが、その放電加工をするときにマスターを作ります。そのマスターの形に相手を彫ってゆく機械なのです。
どうやって彫るかと言うと、加工物とマスターの間に火花を飛ばして加工物を溶かす。ざっと説明するとソウいう事になります。
その火花を飛ばす電極(マスター)を銅で作るという訳なのです。
何故か真鍮とかアルミでは駄目で、純銅(99.99%)をつかいます。

一年間を通して貯めておくと結構な量になりますよ。

これも2S活動の成果です。実際2S活動をするまでは鉄と混ざっていたのでそのまま捨てていたのが現状でした。(甚だ恥ずかしながら)今考えると、何と勿体無い!!後悔先に立たず。ですね。
でも思い立ったが吉日、2Sを進めよう。

会社の暦では今日で終わりですが、残務の整理で若しかすると明日も工場にいるかもしれませんね。

◎ とりあえず昨日までに掃除した銅のキリコです。比重が重いのでこの量で驚くほど重いですよ。

画像 ( )
2006.12.28:s-mold

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