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▼鉄もたわむんだ。

原因不明の現象の対策に追われています。
鉄で作られた金型なのですが、どう考えてもつじつまが合わない。

思い切って別の仮説を立ててみたら、どうも一致する。
非常識な感じがする。

昨日はそんな事がありました。
詳細は省きますが、どうも原因不明の原因は通常「ありえない?」という部分がありえるようです。
暑さ8センチの鉄の板が(しかも特殊鋼)たわむのです。
支持の方法にもよりますが、通常は計算値より安全係数をみて設計をするのですがその安全係数をも超えた圧力が掛かっているようなのです。

射出成形という方法で金型に溶けた樹脂を流し込むですが、実はただ流し込むのではなくて、圧力をかけて流し込みます。
それは1平方センチメートルあたり、じつに300s以上。途方も無い圧力です。
ただその途方も無い圧力に耐えうる素材の厚さ+安全係数で設計するのですが。

実際にやってみたいと判らないことって、まだまだありますね。
今日はその対策をとって、再度チャレンジです。
うまくいくといいなぁ。

◎写真は圧力を受けている特殊鋼と同じサイズの鋼材です。上にボールペンをおいて撮影してみました。大きさがわかるでしょう?これでも曲がってしまうのです。おそるべし。
画像 ( )
2006.12.13:s-mold

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