斎藤金型携帯サイト

▼金型組み立て完了

部品も揃って、組み込みを完了しました。
最終的な微調整をして、成形工場へ移管です。

ここで大事なのは、何をしたのか?を記録に残すこと。
昔は手書きでイラストを入れたりして記録をするという手間だったので、詳細な記録がなかなか残せず、場合によっては曖昧な記憶からの判断があったりしました。

今はデジカメがあってカラープリントが出来るので、そこは丁寧に残すことが出来ます。ここもIT革命なのでしょうか?とても便利になりました。

さて実は金型は完成して成形工場に運んで終わりではないのです。使ってみてどうなの?という事なのです。実際「道具」ですから、機能を発揮しなければ、幾ら精度が行くても使えない道具になってしまうのです。

道具という言葉で済ましてしまうには、あまりにも高価で、手間がかかっていて、それでいて転用が効かないという金型です。
なのでじっくりと良い金型を作らねばと思います。
CAD/CAM等が発達してきて、形は誰でも作れるようになってきていますが、道具としての性能はきっとコンピューターでは表現できないですよね。

とは言いながら、胡坐をかいている訳にも参りません。
日々精進が必要だね。

◎ 写真は調整中の金型です。この金型は750ccバイク1台分の重さがあります。まさに鉄の塊ですが、パーツ1つ1つに想いを込めて作っています。
およそ200点程度の部品が使われており、そのうち完全に無垢からの削り出しはおよそ50点のオーダーメードパーツになります。

画像 ( )
2006.12.08:s-mold

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