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▼2011年金型業界アンケートと海外調達
今朝の日刊工業新聞。
全国100社にアンケート調査を行った結果が載っていた。
2011年の業績予想で増収増益が54%、横ばいが8%、増収減益2%、減収減益が11%。ただ東日本大震災の影響で業績予想を下方修正する動きがおおい。
といった内容の記事である。
増収増益というのは実感が湧かない。(当社の場合ですが)
むしろ下方修正というのに対してはうなずける。
また興味深い資料で、「海外連携」といったテーマもあり、全体の1/4が海外に市場を見出そうとしているといった記事もあった。
あいかわらず海外進出はハードルが高いそうで、「資金不足」「人材不足」「実力がない」といった3つの不足が原因と言う事であった。
当社の場合には実は全て「不足」なのであるが、先輩諸氏を始めとして、業界以外の方々に助けられて実現している。本当に「縁」というものを感じる記事である。
実際そういった「縁」がなかったら、3つの不足以上に不足しておるので海外調達などは夢のまた夢であったろう。
しかし、ある先輩に言われたのは「縁があっても決断ができるか、またそのタイミングが良いか、それは経営者の判断」と言われて、いまさらながら大変な判断をしたのだと冷や汗三斗、汗顔の至りである。
とはいいながら今の処順調に海外調達は進んでおり、さらにノウハウの蓄積を行っている処だ。
海外調達において一番大切なのは、「個人対個人の信頼関係」。
これにつきる。
技術やそういったものは後からでもなんとでもなる。
最初の声掛けする人、それが最大のポイントだろう。
それを待ちがえるといつまでたっても上手く行かない。
まだまだ問題はあるが、今後も海外調達は進むだろう。
上手に付き合わなくてはなるまい。
◎ これは中国から仕入れた金型です。結構つかえます。とはいいながら弊社で最後まで責任をもって玉成したからですが。
画像 (小 中 大)
2011.05.11:s-mold
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