斎藤金型携帯サイト

▼1か月がたちました。

丁度1か月前の今日。
あの悪夢ともいえる震災が発生しました。

丁度その時、私は実は、東海道線の二宮駅と言う処(小田原市かな)におりました。

待ち合わせをしており、駅のロータリーのそばにあるベンチに腰掛けていました。
そうしたら急にめまいがして来て、気持ち悪くなったのでした。
周りを見ると、女子高生らしき人が平気でメールをしていたので、やはり自分だけ?と思い、反対側をみたらお爺さんが欽ちゃんはしりみたいになっていて。

それでもっと周りをみると電信柱がぐらぐら、人が建物から飛び出してきた。
「地震だ!」と気がつくまで少し時間がかかりました。女子高生!君のせいだぞ!

で、とっさに思ったのは「東海地震」。これは大変なことになりそう、そう思ったのでした。駅にもどると案の定、東海道線は緊急停止して復旧の見込みなし。

幸い待ち合わせは車で来てくれる人だったので少し安心?

携帯電話で家に電話してもつながらない。「そうか、混んでいるのか」程度でした。時間を潰しているとタクシーの運転手さん同士で「東北らしいね。今の」って話をしているではありませんか。

あわてて電話をしても繋がらない。
そうだ、こういうときは公衆電話。しめしめ、誰もいないぞ、電話しよう。
テレホンカード、持ってない。(昔は必ずもっていたのにね)
100円を入れてダイヤル。家はおろか会社にも繋がらない。

うわー、どうなっているんだろう。相当に心配がつのります。
そうしているうちにお迎えのくるま到着。
商社さんですが、開口一番「大変ですね。東北は」
えっ!
車のテレビを見せていただいたらなんと車が流されている画像!これは大変!

どうやら太平洋側と聴いたのですが、それでも同じ東北。
早く帰らねば!
とはいいながらアポイントをとっているので一路お客様へ。

挨拶もそこそこに、「実は私の実家栗原なんだよね。まだ連絡が......」とお客様の部長様。

タイミングを完全に誤った訪問。
説明もそこそこに帰路につきます。

東名高速も止まっています。とにかく東京へ向かいます。
裏道を走り続けてやっと1号線にでましたが、停電で回りがまっくらです。
戸塚の警察署もまっくら。

今回同行していただいた商社自体は神田にあるんですが、皆さん県外からの通勤らしく、帰りの足を心配しておられました。丁度金曜日と言う事と年度末が近いと言う事で送別会が企画されていたとか。

女性が3名いらっしゃると言う事で、念の為私の予約しておいた都内のホテルを急遽提供させていただきました。(その時点ですでに都内及び近郊のホテルは満室!!!!!凄い早さですね)

たまたま私の妻の実家が横浜にあったのでそこまで送っていただき、結局2泊させていただきました。

日曜日になってやはり早く戻りたい!
そう思い、上越新幹線が動いているとの情報をつかみ、新潟まで。

新潟までは先輩が迎えに来てくれました。感謝!(じつはガソリンをいれに行こうと思っていたらしい。でも、本当にありがとうございました)

そういうわけで月曜日には無事出社。
夢のような3日間でした。

そのときの震災、災害がまだ続いているのです。
本当に大変な事になりました。

はやく安心して暮らせる日が来てほしいですね。
2011.04.11:s-mold

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