斎藤金型携帯サイト
▼機械加工は楽しい
昨日はカナリ久しぶりに製品部の機械加工、しかも汎用機械にて。
汎用機械というのは手動の工作機械の事です。
今は殆どが数値制御(言葉が古いか)、つまりコンピューターで制御された工作機械で加工するのが殆どなのです。
なぜかと言うと、プログラムさえ作ってあげれば、経験の少ない人でも結構な品物を作れるからです。ただ同じプログラムを作っても差は当然でます。
経験のある人とそうでない人。
コンピューターの介在しない部分で大きな差がでます。
例えば工作物を固定する方法。これで加工後に変形するかどうか決まってしまいます。
他に大事なのは「刃物」の選びかた。
包丁でも色んな種類があるのと一緒で、ドリルやエンドミル(特殊な刃物です)にも色んな種類があります。
なので最新鋭のCAD/CAMとマシニングセンターを入れたから、直ぐに素晴しい仕事ができるか?というとそうでもないのは、モウお判りですね。
さて汎用機械で加工するにはもっと難しい。
だって全部手動だから、自分の手で動かすわけですから、ちょっとでも油断すると大変!またマシニングセンターは疲れないからずっと動くけれども、手動機械は人間の疲れがそのまま機械の動きに直結してしまう。
また寸法を出すのもコンピューター付きの機械と比較して大変です。
昨日は久しぶりに製品部(大事な部分で精度が必要なところ)を汎用機械で加工いたしました。
カナリ緊張しましたが、やはりモノづくりの醍醐味はここいら辺にあるような気がします。
自動の機械を使ってもいいのだけれども、モノづくりというより其の機械を「管理」しているような気がしてなりません。
機械を「管理」するのではなくて「使う」ようにしている人は、いい仕事をしているように感じます。
さて今日もいい仕事をしよう。
◎ いやー、久しぶりでしたが、体は覚えているうんだね。
(工場が多忙でコンピューター付きの機械が空かなくて、仕方なく汎用機械での加工でした。)
画像 (小 中 大)
2008.05.28:s-mold
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