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中国に負けない
ここのこだわりはきっと金型の素材にまであるとおもうので以下新製品の紹介書いてみます。
次世代冷間金型用鋼SLD-MAGC。これがいまちまたの話題をさらっている次世代のSKD11。独創的な合金設計により加工コスト半減で耐久性は2倍以上。そんな材料で仕事したら仕事が1/4になる?ご心配なく。 そこで、金型の組み付け調整にじっくり時間をかけて職人技を十分発揮いただくと、製品精度が格段に上がり、中国に負けないものづくりができます。 車もハイブリッドカーが増えている時代なるべく負荷を与えない金型作り、製品製造にも環境対応も重要になります。さらには金型材自体の自己潤滑性で潤滑油消費量も半減できたというデータもあり以下のような受賞歴もございます。 2006年度 日刊工業新聞社 十大新製品賞 日本ブランド賞 2007年度 素形材技術表彰 経済大臣賞 日立金属工具鋼では6Fプレート状態での注文もうけたまわっております。 |
およよよ!
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もう何年も前の型だと思います。(20年以上かも)
他社で作ったものなので情報(図面や仕様書)は当然有りません。
するとどうなるかと言うと、全て慎重に分解してゆきます。実は分解の順番もあったりして、結構パズルみたいです。
だたパズルと大きく違うのは、間違えると壊れちゃう事です。
樽におもちゃの刀を差し込んで、海賊がビヨーンと飛んじゃうのがありましたが、極端な話あんな感じです。
なので慎重にも慎重を期します。
が、中にはとんでもない作り方をしている所もあったりして、よっぽど想像力を働かせないと、大変な事になります。
とんでもない=想像力?でしょうか。
自慢ではないのですが上記の様なわけで、修理というのは経験がないとかなり難しい仕事です。
材質も今は金型用の硬くてサクサク削れる材質(この相反する状態を作った日本の特殊鋼メーカーはかなり偉いと思います。)があって大変寿命も延びて作りやすいのですが、今回の修理の型の材質はちょっと違ったようです。
まだ未だ奥が深くて、勉強の連続であると感じました。
今日のオーダーは何やら社内で作った型の修理の様なので、一安心。
でも油断は禁物だ。
慎重にやらねばなるまい。
◎ 写真は修理を完了してご主人様のお迎えをまっている金型です。これはかなり小さい方です。おおきなのはクラウン並の重さがありますから。