ものづくりノート

東京浅草。

私が一番好きな東京です。
今丁度浅草寺の屋根のふき替え工事をしているので、お堂全体が覆われています。

その覆いがまた格好いい。

光を浴びてまるで本物の龍みたい。（本物みたことないけれど）
実は瓦の吹き替えをしているんです。

その瓦の吹き替えですが、今回はなんとチタンで出来た瓦をのせていいるのだそうです。屋根の面積が面積ですから、その瓦の総重量たるや想像を絶する重さだったんでしょう。
瓦だと約９００トンの重さだったらしいですが、チタンになると何と１８０トンになるって。１／５ですね。
神仏にも技術革新が貢献しているのが、何だかものづくりに携わる者としてうれしいです。
チタンは本物の瓦でない！という人も居るかも知れないけれども、時代に沿って変わっても良い部分だと思います。

チタンは非常に軽くて強い素材です。
身近ではゴルフのドライバーです。あんなにでかいヘッドが出来たのもチタンの軽さゆえの事です。まず大したもんです。
でも良くチタンを採用されたと思います。
管主の理解、崇敬者の理解がなければ不可能ですよね。

素晴らしいと思いました。

で、チタンは非常に加工しづらい素材です。
どうやって瓦を造ったんだろう。
プレスは難しそうだし、ロストワックス？
だれかご存じでしたら教えてください。

◎　綺麗で格好いいでしょう。