建築資材が豊富にある現代とは違い、木材が一番の材料であった昔 屋根をどうしたか。
瓦などまだまだで 釘もそれほど豊富に使用できなかった事から、一部の建築には
野地板+杉皮(二重~四重貼)+最後に石の重さで固定する方法で施工することを
先人は考えた。三層構造は高級な建物に使われ、一般的には板葺き屋根を固定
する程度の石置だったそうです。
上の写真は重要文化財の建物で、小屋組も屋根の重量に耐える頑丈なトラス構造
になっており、20年に1度の割合で野地板補修+杉皮交換+既存石を洗浄しての
再利用、これを繰り返して現在に至っているのも凄いですね。
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