映画フィルム ( 毎日新聞「日曜くらぶ:もの語り」2012.4.22掲載 )
デジタル化する映画のなかで、富士フイルムがデジタル映画データを保存する専用フィルム「ETERNA-RDS」を開発。 長期保存する意味では、一気に消滅するリスクと保存機器(ハードディスクや SDなどのメモリメディア)の安定性が保証されないデジタルデータは、フィルムに劣るとされる「デジタル・ジレンマ」をもとに主要作品のフィルム化して保存を初めている。 「ETERNA-RDS」はデジタルデータを光の三原色(テレビの色出力)赤、青、緑に分解してそれぞれ焼き付けるモノクロム(単色)フィルムにする。モノクロなのはカラーよりも保存期間が長くなり、その他の技術で「500年の耐久性」が可能に。 つい最近、フィルムにこだわるあまり、デジタル化に押されて倒産した名門、コダック社ですが、富士フィルム社のように社名から「写真」を取り去り、デジタル化を進めると共に、終われるフィルムを新たなデータメディア媒体とする.....ものの考え方 「映画用デジタルレコーダー出力専用フイルムの開発 (PDF)」 追伸: 購読している新聞は「日本経済新聞」ですが、「毎日新聞」の販売店が配達するので毎日新聞の日曜版「日曜くらぶ」が入ってきます。 今回の「もの語り」の他に、東京周辺の話「日和下駄とスニーカー」があります。
2012.04.22