テマヒマ展
「テマヒマ展 〈東北の食と住〉」 東京・六本木 21_21 DESIGN SIGHTにて開催中です。 山形で迎えた初めての秋、干された芋柄の新緑を思わせる鮮やかな色を見てなんてステキなんだろうと思ったのを思い出す。 芋柄はやがて茶色になり下ろされ、柿に場所を譲った。 その柿は遠目に見ると橙色(?)の豆絞りのよう。 冬本番、近所を歩いていると大根が干されている。 義母にその話をすると、寒波が来るからだね、干してみる? 私も見よう見まねで湯がいた大根を干す。 小屋の軒先に真っ白な大根を吊るす。背景には高く積まれた薪。なんだか落ち着く風景。 いずれの作業も確かに手間も暇(時間)もかかっているが、我が家の場合、やりたいからやっているだけのこと。 しかし、素材の良さをデザイナーが見逃すわけがない。 佐藤 卓、深澤直人両氏によって芸術の域に押し上げられた東北の風景。 展覧会のコンセプトには合理性や現代社会うんぬんというのもあるが、『東北の文化や精神を背景に生まれたもの づくりから、今後のデザインに活かすべき知恵や工夫を探ります。』に共感したのでした。 テマヒマ展 〈東北の食と住〉公式サイト http://www.2121designsight.jp/m/program/temahima/ 会期: 2012年4月27日(金)~8月26日(日) 休館日: 火曜日(但し5月1日は開館) 開館時間: 11:00~20:00(入場は19:30まで) 入場料: 一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料
2012.05.05