寒冷地手当はないけれど…

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山形へ来て5回目の冬。

今となっては何とも思わなくなっていますが、数年前までは寒冷地手当があったらなぁと思うことがしばしばありました。

光熱費が高いのはもちろん、除雪道具、雪用手袋、スノーブーツ、スキーウェアなど、東京時代ではかからなかった費用がドーンとのしかかっている気がしたのです。

子どものスキー用品は学校で使うので必須。買うにしてもレンタルにしてもそれなりの金額がします。

手袋はなぜかすぐボロボロにされるしで、寒冷地子ども手当はないものかと思ったのでした。

が、東北出身の知人に、

雪国はなんだかんだで冬にお金がかかりますが、子どもたちにとっては絶好の遊び場、環境です。

と昔を懐かしむかのように言われたことがあります。ご本人は遠い昔に故郷を離れ千葉県在住。

雪のいい思い出がたくさんあるようで、我が子たちの様子を聞くといつも羨ましそうにそんな話をされます。

寒冷地手当こそありませんが、またしても貨幣経済でははかれないものを得ているのだ、と実感した今日のスキーデーでした。

特に長男はスキーしたさに自力でどんどん山を上って行く姿が見られ、たくましさを感じたのでした。
2017.01.22:pokonyan:[季節]

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