午後13:30から2時間にわたり、加藤諦三氏の「なりたい自分に近づくには」という講演を聴きに行った。メトロポリタン山形が会場で、高校生が3分の1参加し約200名の参加があった。加藤氏は70歳を超えているとのこと、でもとても精力的で溌剌としていて、白髪ではあったが年を感じさせない素敵な方だった。その内容をここに書き記す。
第1章 私はそういう人間ではありません
アメリカの心理学者シーベリーは、アメリカ中歩いて何万人もの人に悩みを聴いて歩き、悩んでいる人の共通性を調べたら、“私はそういう人間ではありません”と言えない人だったそうです。他人の期待にそって生きようとしてしまういわゆる“よい子”です。だから苦しくなってしまう。
自分が自分を尊敬できなければいけない。劣等感を持つことは自分を貶めること。“劣等感をもったらダメですよ!”と言っておられた。
事実は何も影響を与えない。事実の解釈に問題がある。失敗した事実をどう解釈するか?-“挑戦したことは素晴らしい!”と。
人生の本当につらい時に一番支えになるのは?-「自分への信頼感」
幸せになるために生まれてきたのだから、自分自身であれ!
第2章 自己のイメージの大切さ
世界で最も恥ずかしがりやの子供は?-ダントツ日本の子供
失敗することを恐れている
・誰でもすごいことをしている
気持ちを汲み取ることが大事!理解されると安心する。そして、発奮する。
ほめることはおだてることではない。おだては1回限りだが、ほめることは何回でもする。
人が動くには、・まず気持ちを汲み取る
・次に教える
・最後にフォロー
いくつかの質問に対し、“悩みは昨日の出来事ではない”このことに悩むように生きてきている。
子育てはうまくいかないのが当たり前、人間が人間を育てるのだから。
トラブルを乗り越えることにより絆が深まる。ぶつかった方がいい。
高校生に、こう言って励ましているのが印象的でした。
今意欲がない人、気持ちを汲み取ってもらってこなかった人はそのことを自分で汲み取り、だからそうなんだと認識し、今からがんばればいい。
人間休みたい時は休んだらいい。がんばろうと思った時はがんばる。人間は向上したい動物なのだから。
ここに来たこと自体すごいことだよ!!
加藤諦三氏が学生の気持ちを見事に汲み取ってくれた。心の中でうれし泣きしていた人もたくさんいるだろうなあ。
すごい!私もCLの気持ちを汲み取れるよう自分を磨かないと。