人材総合サービス業(株)ジョヤンテ代表取締役である川崎貴子さんが書いている「女性を戦力化、勝ち組に」という記事が興味深かった。以下、抜粋する。
「中小企業こそ育児など女性支援策によって優秀な女性を確保することが会社を成長させる近道」と説く川崎さん。女性を上手に育てるノウハウとは―。少子化がこのまま進むと、国内の労働力が減っていくことは間違いない。そうなると、中高年、外国人、女性をうまく戦力化していかなければ企業、特に中小企業はやっていけないでしょう。女性を上手に育て戦力化するには、平等に接してあげることが大切です。優秀な個人を育てるのではなく、チームで育てればいいのです。チームごとに課題を与え、チームで協力させてチーム内で仕事の分担を決め、与えられた部分はその担当メンバーに責任を持って取り組ませる。そして、ほめていくことが大事と。
男性上司はどういう心構えで女性社員に接すればいいか。上司のほうから女性社員に歩み寄って、できるだけ毎日声をかけてください。女性は共感の生き物ですから心を開いてくれます。また逆に女性社員のほうも、もし上司が自分を戦力として扱ってくれると思うなら、それに応えて仕事を全うするのだという覚悟をもつこと。
製造業等の「力仕事」が海外へ流出する中、今後国内にはサービス業や知的産業のみが残り、女性が活躍する場は増えます。そういう社会では、女性就労の支援の成功モデルが豊富にある会社には優秀な女性が集まり、きっと成長する会社になるでしょう。