クローバーのそよ風⑳

毎月 ぷらっとほーむ通信 に寄せている『クローバーのそよ風』

今回で 20回目!

以下に掲載させていただきました♪

 

 

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親の会が立ち上がってもうすぐ丸二年。多くの親御さんとお話をさせていただきました。そこで、(不登校の場合)始めは学校に行けないお子さんのことで悩むのですが、しばらくすると、困りごとの多くが学校対応についてであることがわかりました。

さまざまあるのですが、親の会で最も話題にでるのは『毎朝 欠席の電話をしなければならないこと』です。親はただでさえ自分を責めて苦しんでいます。あらためて現実を自覚させられることで、つらさが増すのです。それなのに、生徒の所在確認のためには必要なことだと学校から強いられるのです。一日のスタートがこんなにも重苦しい日々の連続で、どうしてお子さんに笑顔が戻るのでしょうか?

一方で、そういった場面でもうまく対応しておられる親御さんもいます。親のつらさを伝えたうえで、行けそうなときにだけ電話することにしたり、連絡するのを一週間に一度にしてもらったりして、ずいぶん気持ちが楽になったとおっしゃっていました。

もしかすると、先生方はこちらがどういった苦しみを抱えているのかを知らないのかもしれません。人は同じ状況にならないと、その置かれた環境のつらさがなかなか理解できないものです。でも想像することはできるはずですから、親の方の思いを伝えてみてもいいのではないでしょうか。そこで大切なのは、同じようにこちら側も、先生方の置かれた状況やその心を想像しながらお話することだと私は思います。そうすることでお互いへの配慮が生まれてくるように思えます。

子どもにとって学校は権利であり、義務ではありません。本人の気持ちに寄り添いながら、私たち大人が歩み寄って力を合わせ、子どもが健やかに学び育つ権利を保障する義務を果たしていきたいものです。

 

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ご感想など、親の会で教えていただければと思います(^^)/

2016.02.05:oya-ibasho:[◆クローバーのそよ風]

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