第二回『ひきこもり入門講座』
~「不登校」について考える ②~
5月7日(水)19時より、滝山交流センターにて開催いたしました。
第一回目に引き続いて参加の方が4名。初めて参加の方が10名。
合計14名の参加でした!
今回は、教育関係者、行政の方、主婦、学生、PTA役員、市議の方、不登校の子どもを持つ親御さんなど、前回とはまた違う分野からの参加もありました。
はじめに、自己紹介をかねて今日の講座で知りたいことや今関心があることについて参加者のみなさんから。
そこで、出された話題はこちら。
↓↓↓
・どう手を差し伸べたらいいのか?
・自分に何かできることはないか?
・どうアプローチしたらいいのか?
という、支援のやり方についての悩み。
・どんな状況で不登校になるのか?
・当事者はどんなふうに悩んでいるのか?
というような関心が多く見られました。
それを受けて、共同代表の滝口氏から社会学者という立場で「不登校・ひきこもり」が長期化する要因、深刻化するメカニズムについての話がありました。
肩書・立場・所属という社会的役割をもって生きているわけだが、その役割には「~であるべき」とか「~な生き方をすべき」という期待がすでにある。役割がないと社会で生きれないのが現状。だから社会に役割(居場所)をなくしてしまった人は、社会のまなざしを避けて生きるようになる。気がつくと当事者にとっては社会というものが、とても高いハードルになっていく・・・。
では、その高くなってしまったハードルを越えて社会に出るには?
階段のようにちょっとずつとか スロープをつけるとか。
階段や踊り場のような場所が、地域のあちこちにあれば解決のひとつになるのではないかとの滝口氏の話でした。
休憩を挟んで、グループごとに思うことを話し合っていただきました。
グループごとに発表。
立場の違う方からの貴重な言葉をたくさんお聞きし、私自身も発見や気づきがありました。そして視野が広がることも実感しました。
じつは周囲がひきこもらせているということ、だからこそ自分から動こうという状況をまわりがつくりだせるのではないでしょうか。
そして、当事者家族に関わりたい!力になりたい!と思ってくださる方がこんなにいらっしゃるということをとても心強く感じました。
きっと他にも手を差し伸べたいと思っている人が多くいるかもしれません。
今まで、そういった方が学ぶ場というものはあまりなかったように思います。
こういった講座をすることで、当事者家族が社会とつながるきっかけとなる「人」や「場」が確実に増えていくことにつながるのではないかと、私自身これからの活動への希望を持てた会になりました。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
次のブログでは参加してくださった方の声をご紹介いたします。
***次回の開催のお知らせ***
第三回 『 ひきこもり入門講座』
日時:6月4日(水) 19時~21時
場所:永昌寺(河北町西里673)
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