oura note

▼ワインの酒石

今日はタンク3本空けました。冬の寒い時期なので、空になったタンクの壁面や底には酒石というのガッチリこびり付いてます。

酒石酸というのは、ぶどうから出来たワイン(果汁も)を冷却すると、酒石酸カリウム塩の結晶が、酒石となって沈澱します。通常これは瓶詰めしてから瓶の中に出ないように、瓶詰め前タンク内でワインを冷却し、前処理を行なってから、瓶詰めを行ないます。

夏や秋のうちは冷却タンクで強制的に冷すげんと、山形の冬は寒いがらこの時期は自然に酒石が析出されます。水洗いだけでは頑固な酒石は落ぢねがら、お湯でタンクを洗浄します。なかなか大変です。

ちなみに戦時中は、この酒石は電波探知機に使用されていたので、国から物資をもらいぶどう酒を造り、この酒石を出して、国に収めていたそうです。創業当時のぶどう酒造りは、飲料用というよりも、軍事産業の一環でした。

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こっちは赤ワインの酒石。白よりもゴロゴロしてます。

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2011.02.22:oura

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