適正な住宅ローンの借入額はいくら?
上手な住宅ローンの選び方シリーズ(1) 適正な住宅ローンの借入額はいくら? 住宅ローンの借入に関する考え方は次の三通りがあります。 1.毎月の返済額から計算する 返済額月9万円なら、借入額は3,200万円、月10万円の場合は、3,500万円になります。(いずれも金利1.0%、35年返済の場合) ※金利により借入額は変動します。 2.税込年収から計算する 税込年収600万円なら、借入額は3,000万円~3,600万円。 返済は、毎月8.5~10.2万円になります。(金利1.0%、35年返済の場合) ※年収の5~6倍が健全範囲といわれています。 3.手取年収から計算する 手取り年収500万円なら、年間返済額は125万円、毎月返済10.4万円までOK。 返済金額10.4万円の場合、借入額は3,700万円になります。(金利1.0%、35年返済の場合) ※手取年収とは、税込年収から所得税や社会保険料などを引いた金額 ※年間返済額は手取年収の25%以内が健全範囲といわれています。 どれが正解とはいえません。 しかし、どのケースでもいえるのは、 どれだけ借りられるかより、 どの金額なら無理なく返済できるか が重要 なのです。 住宅にすべてをつぎ込むのではなく、子どもの教育資金、車の購入、レジャー費用など、生活にゆとりを持った計画 をすることが重要になります。 また、同じ収入でも家庭により生活費や保険料なども異なります。 将来の収入増の見通し、貯蓄や投資の予定など、ライフプラン全体を考えた資金計画をおススメします。
2022.05.10