おさむ茶マイルーム

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 今夜、久しぶりに映画「出口のない海」を見てきました。原作が『半落ち』横山秀夫の小説、脚本が山田洋次、主演が市川海老蔵で映画デビュー作という興味も手伝って、楽しみにしていた映画である。

 ストーリーは、甲子園の優勝投手市川海老蔵が大学進学後に肩を痛めて、エースの座を失う。それでも野球への情熱はさめず。ところが時代は戦争へ…彼の任務は人間魚雷“回天”で敵艦への激突。希望に輝く未来を断ち切られ、二度と帰れない壮絶な使命に向って突き進みながらも、最期まで夢を捨てず、生きるとは何か?何ために死ぬのか?描く感動作…宣伝パンフより転載。

 主人公たちが自らの死をもってまで家族を守りたい、国に報いたいと願う若者らしい心中は痛いほど伝わってきました。休暇で実家に戻った時のシーン、主人公に父(三浦友和)が問いかけた「敵の姿を見たことがあるか」、おそらく敵も知らずに戦争をする愚かさを言いたかったのでしょう。
 最近の戦争映画は戦争を賛美する映画は皆無、みな反戦をスローガンにしてますが、そのテーマが重いだけにその伝え方は極めて難しく、戦争の悲惨さを伝えることが精一杯なのかとも思います。


2006.09.14:osamu:count(3,483):[メモ/▼映画&読書感想文]
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