おさむ茶マイルーム

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 とかく住みにくい世の中になったものです。それに伴って、ストレス社会を反映してかうつ病患者の急増が社会問題化しています。ストレス社会ワタクシの周辺にもいわゆる「うつ病」という心の病に悩んでいる方がおりますが、うつ病は完全に治る病気だそうです。
 とすると、うつ病を簡単に心の病と片付ける事は出来ない気がいたします。 だって、「心」そのものを説明できないのですから。

 今の医療レベルでうつ病を説明するなら、脳という臓器の不調で、心理的、肉体的な不調・不定愁訴が現れるという言い方が正解なのではないでしょうか。「病は気から」などと言われて、うつ病持ちはいかにも心の弱さが原因で自ら病気を招いているように捉えられたり、うつ病持ちの方は自分を卑下してしまいがちです。 特に、症状が重い時ほど自分を責めたり、自分が嫌いになったりしてしまいます。
 しかし、うつ病はあくまで脳という臓器の不調のせいだと考えれば多少心が晴れる気がします。
心が弱いからうつ病に罹るのではなく、原因は、異常な多忙さや人間関係からくる疲労などにより脳が不調になる、そういう事じゃないかと思います。

 もちろん、感受性の強さが疲労を増す原因にはなるのでしょうが…。 「心の風邪」なる言葉でうつ病が説明されることも、善し悪しがあって、誰もが罹る病気だということの理解を広めるには適当な言葉ですが、実際にうつ病に罹ってしまうと、風邪なんていう生易しいものではないので、病気自体の苦しさについては「心の風邪」という表現は誤解を生みます。
 ワタクシの個人的な感覚ですが、「心の風邪」という言葉は、「脳の風邪」とか「脳の過労」とかに置き換えていただいた方が周りの理解を得やすいような気がします。ともかく、疲れたと思ったら休みましょう。

2006.04.28:osamu:count(1,525):[メモ/▼オヤジの独り言]
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