おさむ茶マイルーム

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TVのニュース報道で、鶴岡市の鶴岡公園で松の幹にむしろを巻く冬支度 「腹巻き」 作業がオンエアされていた。いつもながらの晩秋の風景ですが、松の「腹巻き」とは松の越冬にあたり、樹木の幹の部分にこもをまきつける作業で、昔から行われて先人の素晴らしい知恵だと、あらためて感心しました。

 松にとって害虫のマツカレハの幼虫(毛虫)ですが、夏は松の木にいて、冬は地面に下りて越冬するそうです。そして越冬する際、 暖かいところに身を隠す習性をもっていることから、それを利用した昔ながらの駆除法で春先の 「啓蟄(けいちつ)」 のころ、 誘い込んだ害虫ごとむしろを取り外して焼却、 一網打尽にする…いわゆるワナというやつですな。
 最近はマツカレハも少なくなったそうで、どっちかというと「冬の風物詩」のようになっているようですが、松の腹巻き作業が終わると、 樹木の冬囲いや鑑賞池に放たれている錦ゴイの越冬作業など、 いいよいよ冬支度が始まるようです。そうこうしてるうちに、冬の足音がすぐそこまできているようです。


2005.10.28:osamu:count(1,342):[メモ/▼季節]
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