おさむ茶マイルーム
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生きるということ
週末にかけては寒冷前線が通り高い山では初冠雪も見られるかも知れないという予報が出ていたが、日曜日に蔵王に初雪の便りが新聞に載っていた。寒い冬が恐ろしいほどの早足で近づいている。年のことは言いいたかないが、それにしても月日が経つのが早く感じること。小学生の時の一ヶ月の夏休みは、大人の一ヶ月と比べて見ると、誰も同じ様に感じているだろうが何とも長く感じたものだ。10年生きてきた子供の1年は10年分の1年、50年生きてきた大人の1年は50年分の1年と考えると、子供の時の一年の経験は新しいものの発見の連続の為長く感じ、大人の一年は、同じ体験の繰返しが多い為にあっという間に時が経つと感じるためだろうか。
ということは、大人も、常に新鮮な感動を体験をする生き方をすれば長く感じるのかもしれないが、 何だか訳が分からなくなってきた。大人になると、感動することも薄れがちで、喜怒哀楽もすべて経験済みで惰性で生きるようになってきているということなのだろうか・・・?
近年、50歳からの大人にうつ病にかかる人が多く、3万人を越える自殺者の大部分がこの年代だという。 うつ病は風邪にかかることと同じようなものということだったが、忙しく複雑な現代社会は、本来の人間の生き方には馴染まないのかもしれない。 もっと自然な生き方、まっとうな考え方をすべきなのに、不自然な形で社会が動いていることに対する抵抗力が付いていない真面目な人がかかる病気かもしれない。そんなことを考えながら自分も自分なりに必死で生きているつもりなのだが、自分で納得できる生き方をすることは難しい。
2005.10.25:
osamu
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