おさむ茶マイルーム

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 年月を経ても心に残るシンガーって、だれしも2〜3人はいませんか?そんな1人が盲目のシンガー、ホセ・フェリシアーノ。日本では、さしずめ因幡晃か長谷川きよしといったところかな?声は山崎まさよしも少し似てるかな?伸びやかな歌声が印象的で「ハートに火をつけて」は珠玉の名曲でした。そう思ってるのはオレだけかw。
 ホセ・フェリシアーノを初めて聞いたのは24歳のとき、友達から借りた8トラックのテープをカーステレオで毎日のように聴いたものです。(そうなんです、当時はカセットでもCDでもない8トラックのテープですよ)。ラテン風にアレンジされたBeatlesのナンバーやママ&パパの「夢のカリフォルニア」など、収録曲のほとんどがカバー曲だったけど、どれもがとっても心地よく、飽きることなく聴いたものです。原曲とは全く印象が異なるが、ヒスパニック系のやるせなさが心を包んで、なぜだかメランコリック気持ちになったものでした。

 ホセは、プエルトリコ生まれ、盲目のアーティストといえば、レイ・チャールズや、スティービー・ワンダーを思い浮かびますが、盲目特有の鋭い音感を小さい頃から持っていたに違いないし、なによりラテンの血が彼の音楽性を決定づけたに違いない。ナンバーで一番好きな曲は「ハートに火をつけて」。あのDoorsの大ヒット曲だが、生ギター中心のホセは、原曲をぶったぎるほどにソフトにまるで別曲のように仕上げた。それから、Beatlesの「アンド・アイラブ・ハー」のインストゥルメンタルも、なんかしみじみしてしまうナンバーになっていました。
ほとんどの曲にギターソロが入っており、どのソロも「これでもか!」っちゅうくらい弾きまくっており、それも魅力でした。
 もう一度聴きたいと思うのですが、8トラックのテープもカーステレオもなくなったしな…青春の思い出として胸にしまっておくかー。


2005.10.12:osamu:count(2,651):[メモ/ロック&フォーク]
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