おさむ茶マイルーム

おさむ茶マイルーム
ログイン

 映画から入るか、小説から入るか…ワタクシの場合は、映画がこんなに面白いのだから元本はさらに面白いだろう、と映画から入るタイプである。松本清張作品で映画化された作品は数多くあるが「砂の器」はトップ3に数えられよう。
映画化不可能といわれた緻密かつ壮大な原作を山田洋次が見事に脚本化。丹波哲郎、加藤剛、島田陽子、緒形拳、渥美清ら豪華キャストを配し、1974年に公開され、人々の心に深い感銘を刻みました
 ストーリーは迷宮入りと思われた蒲田操車場殺人事件を担当する警視庁刑事二人が「東北弁のカメダ」という言葉を手がかりに東奔西走、犯人に肉薄した。そこで二人が見たものは、栄光の階段を上りつめる天才音楽家の隠された宿命だった。犯人の数奇な運命に、ハンセン氏病の社会テーマをからめた最高傑作!「逃亡者」のジェラード警部をほうふつさせる追跡は鬼気迫るものがあり、夜を通して読みふけった記憶がある。
 3年前、SMAPの中居くん主演でリメークされたが、ドラマと原作では登場人物と設定が異なっている部分があったりして、原作本の方が数倍面白い。この作品が世に出てからが30年以上経過しているが、時代の流れに色褪せることのない秀作である。

2005.09.06:osamu:count(1,425):[メモ/▼映画&読書感想文]
copyright osamu
powered by samidare
▼この記事へのコメントはこちら

名前

件名

本文

URL

画像

編集/削除用パスワード
※半角英数字4文字で自由に入力下さい。


手動入力確認イメージ
※イメージ内の文字を小文字の半角英字で入力して下さい。



 ※ 投稿後、すぐに反映されます。