おさむ茶マイルーム

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 テレビの思い出の青春の一曲とかいうリクエスト特別番組があると、必ず登場するのがイルカの「なごり雪」だ。5年前くらいだろうかコンサートに行ったのは…イルカが「私おばあちゃんよ、かわいいおばあちゃんでしょう」にビックリしたものでした。たいていのフォークファンの人はこの歌を結構、評価しているようですね。マイナー系の人でも、「なごり雪だけは許せるわ」と言い、万人が認める名曲の部類に入り、フォークをメジャーにした一人として大きく評価したい。
しかし、フォークの歴史の中では、あまり大きくクローズアップされていないし、評価もされていない。確かに、メジャーっぽいような音楽活動ではあったし、「海岸通り」「雨の物語」など自作の曲でないヒット曲が多く、フォークっぽくないようなイメージがイルカさんにはあったように思う。しかし、イルカさんは立派なフォークブームの立役者だったはずだ。
 その摩訶不思議さが、イルカさんの底知れぬ魅力であり、実力であったと思う。
歌声の魅力が大きいのかな?「あの頃の僕は若すぎ〜て〜、君の気まぐれを許せ〜なかった・・・」ズキーンと心に入ってくる。うまい歌の人っていくらでもいる。でも、魂を揺らす歌声の持ち主って、そういない。現にプロの人の中でも、少ないように思う。イルカさんは、数少ない、その内の一人であることは間違いない。「いつか冷たい雨が」なんて、全身が震えた記憶がある。「私が土になったら、お花たちよ、そこから咲いてください!」っていうフレーズはまさしくフォークの歴史に残る一節だと思う。

2005.08.29:osamu:count(1,935):[メモ/ロック&フォーク]
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