おさむ茶マイルーム

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 冬はやっぱり鍋に限りますな~。この時期山形の定番鍋といえば、寒たらを丸ごと使った「どんがら汁」で決まりですが、シケでたらもお高いらしくて、昨夜の鍋将軍のメニュー裁定はリーズナブルな「かも鍋」でした(-_-;)。おそらくスーパーで安かったたのでしょう…間違いない!はっきり断定できるところが悲しい~。

 我が家の「かも鍋」の具は大雑把、かも肉の他は冷蔵庫にある具材で間に合わせるため、これといったレシピは無いが、ダシだけはこだわって高級昆布を使うようにしている。鴨肉とつみれ肉に、白菜・大根・人参・青ねぎ・えのき・ぶなしめじ・豆腐など、…薬味にゆずこしょうをたっぷりかけると、口いっぱいに広がる絶妙のハーモニーが…まいう~!

 それでは昨夜の鍋モニター報告です。

*かも肉が思っていたよりやわらかく食べやすかった。
*ミンチの骨入りのダンゴは、他に無い食感でグッド。
*かも肉から出た玉油のうまみが野菜に沁み込み、とてもうまかった。
*最後に「うどん」を入れて食べましたが、やや食べ過ぎの感がありました。

 総合評価は65点といったところでしょうか。「次回は、キムチ鍋がいいな~」と、カミサンに聞こえるように小声でつぶやき、箸を置きました(笑)。



 12月の声とともに、冷え込んできました。冷えた体を温めるには何といっても鍋物ですが、ふろふき大根も温まりますねえ。一年で一番大根の美味しい季節じゃないでしょうか。今年の市民農園の最後の収穫として、大根を掘ってきましたが、不恰好でもこれが美味しいんです。
 昨夜は、ふっくら柔らかなふろふき大根でした。ところで「ふろふき」の語源について最近まで知りませんでしたが、ネットで調べましたら文字どうり“風呂”から来ていて、熱風呂と、あまりの熱さにふうふうと息を吹きかけて食べるこの料理と状況が似ているからではないか…と書いてありました。
 “ふろふき”は、材料が大根と味噌だけのシンプル料理だけに細やかなの心づかいが必要となるとか。先づ肌理の細かい大根が良く、更に器にも気を配りたいですねえ。中味が冷えないように、ふと器に手が触れた時に温かさが感じられる様に、必ず盛り込む寸前に器を温めてあればサイコーですが、そこまでの要求は今の力関係でムリです、あちゃー。フツウはみそだれですが、ごまだれもかけて見ましたが、みそとゴマが入り混じってビミョーな味覚でした。


 見た目は明らかにベージュ色のさつまいも、でもれんこんに似ているような。私が初めて食べたのは昨年秋、友達からおすそ分けしてもらって食べたのですが、さっぱりした食味にハマリました。この不思議な食べ物は、キク科の根菜で、南米アンデスが原産の「ヤーコン」というものです。オリゴ糖、ポリフェノール、食物繊維が豊富、低カロリー!なのだそうです。
 今年試しに市民農園に植えたところ大豊作、早速昨夜の食卓にのぼりました。酢の物とかいろいろ食べ方はあるらしいですが、お隣さんにきんぴらにすると美味しいというのですが、シャキシャキした食感にフルーティーな甘みは、ご飯によし、おつまみでよし、野菜が苦手な人でもイケそうです。
 きんぴらというとごま油を使うところですが、素材の持ち味がわかるようサラダ油で炒め、砂糖、酒、お醤油で味付け、仕上げに白胡麻を振ってOK、ヤーコンからも適度な水分が出てちょうどいいようです。ぜひ、お試しあれ!



 山形の秋の郷土料理といえばいも煮が定番ですが、冬はといえばいろいろあるけどワタクシ的には納豆汁がイチオシですね。それに呼応するかのように、昨夜我が家では納豆汁が出ました、なんかヤラセくさいかしら~w。。
 とろり、あつあつ、ほかほかの納豆汁で芯から温まりました。納豆をすってみそ汁に溶かし入れ、とろみをつけた納豆汁は、心までホカホカ温めてくれます。具は、その地方や家庭によってビミョーに違いますが豆腐、油揚げ、こんにゃく、キノコや山菜などですが、うちの地方fr欠かせないのが里芋の茎を干して作った「いもがら」です。
 レシピですが…
1納豆は、すり鉢でよくする。
2豆腐、油揚げ、コンニャク、いもがらは、1cmのさいの目切りにする。
3鍋にだし汁を入れ、いもがらを煮る。
4いもがらが柔らかくなったらコンニャク、油揚げ、山菜などの具を入れる。
5最後に豆腐を入れ、味噌で味付けをする。味噌は、ほんの少し濃い目にする。
6火を止め、すった納豆を溶かし入れる。
7煮立てないように火にかけ、沸騰直前に火を止め、刻みネギ、セリを添えてあつあつを食べる。
 納豆嫌いな人もいけるかもしれませんので、レッツチャレンジ!


 いや~寒くなりましたねえ、まあこれからの季節は「湯豆腐」定番ですな。たかが湯豆腐されど湯豆腐…湯豆腐にも様々なバリエーションがあり、味も違うので食べていて飽きがこない。よく言われる重曹を一つまみ入れると、トロッとした食感も楽しめてお酒の進むことこのうえなし(:_;)。
大体がポン酢で食べるのだが、豆腐のほかに白菜や春菊も入れるととてもヘルシーですね。

 昨夜は少し変化をつけて、
1、ポン酢+明太子ふりかけ―ふりかけで海苔やら明太子やらの風味がありうまい!
2、黄身醤油―かけ醤油おおさじ半分と黄身一つをよくまぜる。まろやかに仕上がり、他の料理にもあうと思うので是非試してみる価値あり。
 以上の二つを用意して食べた。う~ん、いいねえ、これからの寒い時期いろんな鍋を楽しみたいものです。



 山形の冬の漬物と言えば青菜で始まり青菜で終わりますが、むかし葉の部分を捨てているのを見た近江商人がもったいないと、細かく切った青菜と大根、人参を一緒に漬けたおみ(近江)漬が秋の食卓に欠かせません。おみ漬はいろいろな食べ方のバリエーションが楽しめます。塩を入れたり、味噌を入れたり、卵と混ぜてもいいし…、でもワタクシ的には「おみ漬納豆」が一番ですね。今日、朝食で早速いただきました。
 「おみ漬納豆」とは山形の青菜(せいさい)、大根、人参、しその実などを刻んでつけ込んだもの。これと納豆を半々に混ぜ合わせ、香り付けにしょうゆをひとたらし。こいつがご飯にかけて食べると美味いんだ。山形の手抜き朝食の必須アイテム、夏の「だし」と冬の「おみ漬」の紹介でした。


 この季節、家庭でもよく芋煮鍋を団欒で囲みます。最後は、具のエキスがタップリに入った煮汁にうどんを入れてよく食べますが、尿酸値の高い方にはあまり体によろしくないとのこと。でもこれが美味しいんだなー。うどんが美味しいのだからラーメンはどうだろうと、勇気をふるって「芋煮ラーメン」にしてみましたが…ん?ビミョーな味わいというか、やっぱミスマッチかな?うどんの方が合うようです。



すっかりもう秋ですねえ。つい口ずさむのが「誰もいない海」なんちゃtぅて。この季節「食欲の秋」と「ダイエットの秋」の狭間に悩む毎日ですが、やっぱり食欲には勝てないですね(-_-;)。秋の味覚いろいろですが、あけびも外せない一品ですが、今朝食卓にのぼりました。料理法はいろいろあるようですが、山形ではてんぷらではなくてみそ焼きにして良く食べます。その作り方は…
①あけびの中の種を取り除きます。
②炒め物と同じ「合わせ味噌」を作ります。
③あけびの中にきのこ類(細かくして) 又は挽肉、ピーマン
等を入れます。
④合わせ味噌と混ぜ合わせ、あけびの中に詰める。
⑤口が開かないように、かんぴょうで結ぶか楊枝でとめます。
⑥フライパンに油を多めに入れて、始めは強火で両面焦げ目
が付く程度まで焼きます。
⑦蓋をして、弱火で柔らかくなるまで蒸し焼きにしたら
出来上がりです。



 家庭菜園では、毎日収穫するとその日のうちに食卓に上がります。ナスや胡瓜ですと漬物に回す手もありますが、その他の葉もの野菜となると、いくらおいしくても毎日同じメニューでは当然飽きがきます。そこがシェフいやいやシュフの腕の見せところですが、このいんげんも難物です。茹で上げ、胡麻和えがポピュラーですが、この油で素揚げしたものにドレッシングだけの簡単レシピですが、これけっこうサラダ感覚でイケてます。

 家庭菜園のおかげで、野菜はほとんど自給自足で用足りて、新鮮な大地の恵に感謝する毎日です。過酷な夏を乗り切った夏野菜たちも、秋野菜にバトンタッチしようとしています。
 毎日新鮮な野菜を食べられるのはいいですが、毎日となると献立には苦労してるようです。大量に採れるナスの場合は、基本的に漬物や湯でナス、ほかは炒め物でしょうか。炒め物ではよく作るのが「麻婆なす」、辛味をちょっぴり強くしてビールのおつまみにはサイコーです。



 山形の夏の漬物といえばなすで決まり!それが絶品なのである、とびぬけてうまいのである。それも一夜漬けがいけるのだ。だからこれは山形県へ行って食べるしかないのだが、それも採れたての小なすに「漬物の素」をつけて一夜漬けにして朝食のときにご飯のおかずにする。漬け方はいたって簡単。なすを手でごりごりとよくもんで、漬物の素をすりこめばOK。採れたてのなすは皮がやわらかいのですぐ漬かる。うまいのなんの、一つたべると二つ、三つとたちまち10個ぐらい食べてしまう。
 一夜漬けが一番うまいが、やはり自家栽培&採れたて、それに小ぶりのものでないとこの味は出ない。夏のなす漬けは、ぬか漬けと違ってあっさりとした塩漬けで、一口噛むとなすの滋味がじわりと歯にしみる。やわらかくて口の中に紫色の霧が降る。なすのエキスが口いっぱいひろがり、早朝のなす畑の朝露をなめるようだ。さわやかで奥深く、ジューシーでありつつ、なすの旨味が舌にまとわりつくのである。3食ほとんど食べていても、飽きが来ないから不思議な漬物だ。
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 夏、繁殖するのが「しそ」てんぷらに美味しいですが、調理方法に頭痛めるようです。拙宅では「しその葉」に、 特製の砂糖味噌とクルミやゴマを混ぜたものを巻いて、カラッと揚げてよく食します。一つ一つ手間をかけて丁寧に甘辛い味噌を巻いて、サクッとなるまで揚げるのはなかなか難しいためか、若い人には敬遠されるようになった「しそ巻き」です。
 しかし、なぜか我が家ではご飯のおかずやお酒のおつまみにしょっちゅう食卓に上ります。しそ巻きの原料は、 みそ、はちみつ、しそ、玄米、さとう、みりん、一味唐辛子などで、その家庭によってアバウトです。それをしそで一つ一つ丁寧に巻いていきます。そして最後に油で揚げる。
簡単なようで、これがなかなか難しいようですが、カミサンのは美味い(自慢入ってるかなw)。
 ご飯にのせて、ご飯と一緒に食べるのがスタンダードですが、 ワタクシは酒のつまみとして長年好んでおります。余った時には弁当にも混入したりして…(-_-;)


 山形では、芋煮会といえば夏はジャガイモ、秋は里芋という2つの区分けありました。夏バージョンはジャガイモにイルカ肉(クジラ)、秋は里芋に牛肉が主な組み合わせですが、夏バージョンはイルカ肉が高くなってしもうて…とても庶民の口に入らないため高嶺の花となりました。
 そんなわけで、今夜の食卓の芋煮汁も秋バージョンになってますぅ。今回は番外編ということで、本格的な山形の芋煮会シーズンは10月ころです。

 残暑お見舞い申し上げます。今日の山形、朝から雨降りで涼しい1日ですが、暑くて食欲の無い時卵ぶっかけご飯と同様、ごはんにかけて豪快にかきこむのがこのダシです。ナス、胡瓜、しそ、オクラ、ミョウガなど夏野菜をみじん切りにして、あとは味醤油でOK。どおってことないレシピですが、これがご飯に合うんですよ!