おさむ茶マイルーム

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 昨日はお盆礼で、カミサンの実家へ…そして年に1度あるかないかの、ズワイとのご対面、し、しかも一人に1ぱいづつ。
ワタクシは食べることに関してはすごく執着する食いしん坊なのですが、面倒な食べ物が苦手です。
 食べる前に何か作業を必要とするもの(カニとか、骨がたくさんある魚)や、手が汚れる食べ物(スナック菓子)とか。

 人は自分で殻からむいて食べるからこそ美味しいんだよ!と言いますが、あの黙々と作業する時間がもったいないというか、せっかちなんでしょうね。人によっては、味噌嫌いな人もいるし、足はいらんって言う人もいるし、そういう人たちは、二人で一匹でいいじゃん!そういうもんでもないか(笑)。
 もちろん全然食べれない人もいるんだけどね、そういう方は是非ご一報ください。

と言っても皆さんの想像するアレじゃありませんよw。
マグロの解体実演です。昨年某パーティーでの一こまですが、ものの10分ほどで刺身サクに…あざやかなな包丁捌は感動もんでした。その場でほほ肉をはじめていただきましたが、脂がのってグッドでしたね。そういえば豚トロもほほ肉じゃなかったっけ?
 最近、何かと食通の間で話題になっている男前豆腐店の「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」最初そのネーミングにはマジでビックラこいたものです。それにも増して、サーフボードの形したふざけたデザインに伝統を重んずるワタクシとしては憤慨したものだが、それが食べると意に反してナカナカ美味しいので憤慨を撤回。

 ただ難は豆腐にしてはちと高いこと、でもスーパーで2割引きに引かれて買ったのがこれ「やっこ野朗」、他にも『ケンカ上等やっこ野郎』『厚揚げ番長』『豆乳ロケンロー』『お譲』なんていうのがあるらしい。どこまでふざけた豆腐やねん「お前なんか豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ〜」古すぎる?こりゃまた失礼しましたー。

 金曜日、とある事務局会議のあと、誘われて呑み処へ。そこにお刺身が…そう関サバです(中央にドッシリと鎮座してるやつです)、感動の初対面です。山形では関鯖のお刺身には巡り会うのはほぼ奇跡に近いことから、「うぉ〜」と感動と感嘆が入り混じった声を思わず発してしまいました!

 関サバは、ご存知の方も多いと思いますが、大分の豊後水道で捕れる鯖の中では王様です。普通の鯖に比べると身が白くて、頭から尻尾まで全部に脂がのっているのが特徴だそうです。しめさばと違って脂がのってとろけるような食感、冷酒と最高の相性でした♪

 ただ関サバは大量に捕れるものではないので、ニセモノが出回っているとか…。一部心無い業者が 普通のさばを関さばと偽り販売している例もあると聞くが、もしこれがニセモノだったら許さへんでぇ〜。

 子どもからお年寄りまで固定客が多いことで知られる山形市薬師町のパン屋「ブリオッシュ」さん。山形の人に「うーまいパンが食べたかったら、ここのお店に行ってみて」と教えてもらって行ったら、マジでうまかった。水を一切使用せず、牛乳、たまご、バターだけで作り上げたパンだそうで、朝作ってその日のうちに売り切るのが信条だとか。パン党をうならせる生地のおいしい正統派パンのほか、お子ちゃまの好きなアンパン、小倉クリームパンまで幅広い品揃えですが、とっておきはの変り種はここの名物アイスクリームパン、注文してから作るので出来上がるまでに5分位かかりますが、パンの中にバニラアイスが入っていてボリューム満点。
 パンと中のバニラアイスとカスタードクリームとの相性も最高で、唸りたくなるような抜群の味で、病みつきになりそうです。お値段はアイスクリームパンが150円、夏は多い日で40個ほど売れるとか。少し溶け気味が食べ頃。

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 昨夜、バウンドテニスの練習の一服タイムで、珍しい肉をゴチなりました。これなんの肉かわかりますか〜。タヌキ肉ブブッー、かきくけこのくで始まる動物ですよ。「鯨肉?」ブブッー「羊頭狗肉?」ブブッー、じゃ〜お教えしましょう、プーさんちゃう熊さんの肉ですよ。圧力鍋で煮たということで、とてもやわらかで、教えられるまで牛肉かと思いました。
 なぬ共食やめろてか〜?確かにそうかもね。くまったもんだ、ん?寒い、こりゃまたシツレしました。

ライスカレーかカレーライスか、よく耳にするこれらの言葉で、GWのねたにふさわしくないどっちでもいいようなものですが、「カレーをライスの上にかけるのだからカレーライスが正解」と主張する向きが多いようです。でもワタクシ的には、ゼンゼン違う代物なのであります。
我輩の辞書で「ライスカレー」といえば、昔懐かしい「おふくろカレー」ということになり、レシピも具もゼンゼンちがっておりました。肉が入るのはまれで、その代替品としてマルハの魚肉ソーセージがよく入っていました。

当時の基本的な作り方は、先ずはカレー粉とトロ味を付けるうどん粉と一緒に混ぜて炒るところから始まったような記憶がうっすら残っています。そのことは匂いですぐ夕食のメニューがわかり、カレー粉は今でも売っているあの赤い缶のエスビーでした。そう、あの薄い黄色いカレーで、ウスターソースをかけて食べていたように思うが、親父は醤油かけて食べていました。昨年、いただいた横須賀海軍カレーがちょっと近かったような…。

 これはなんだか分かりますかね?うなぎパイ?ブブッー、これは「ごぼうせんべい」とでもいいましょうか、エンゲル係数の高い我が家で考案したオリジナルおやつレシピ一品です。縦長にスライスしたごぼうを油でからっと揚げたものに砂糖醤油で味付けしただけのシンプルなものですが、これがごぼうとは思えない食感で、繊維質も残らずまったく別もんのように仕上がっています。
 山形では昔から「鯉の甘煮」を正月に食べる習慣ありましたが、最近はスーパーでもとんと見かけなくなりました。鯉は古くより滋養強壮によいと、母乳の出が良くなる食品として出産時に「鯉の甘煮」を食べさせたそうです。その他に利尿効果、むくみを取る作用、貧血防止、高エネルギー食品として、体力回復などに効果があると言われています。寒河江でもこだわりをもってる鯉屋がガンバっており、昨日久しぶりにその店から買っていただきました。心なしか精が付いたような気が…(笑)。
 昨日お昼に、村山市の通称「そば街道」14あるうちの7番目の店『リバーハウスはやぶさ』を通りかかったので、寒ざらしそばを初めて食してきました。
寒ざらしそばとは、前年の秋に収穫した新蕎麦を貯蔵しておき、1月の大寒の日を目処としてその日から2週間程清流に浸し、その後厳寒の戸外で紫外線の強い冬の太陽の光と吹きつける寒風に晒して乾燥させた玄蕎麦を言うそうです。この寒ざらし玄蕎麦の粉で作った蕎麦は、甘味をたたえ香りも豊かでまろやかな味わいを持つと言われておりますが、確かに独特の風味がありました。
 これはつけ肉そば。温かいつけ汁で食べる。ちなみに写真は大盛り、量が半端でありませんでした。

 寒河江でだんごといえば三吉屋にきまっている。今時珍しく、5個ついている。種類は、焼きだんご(醤油)、ぬだ(じんだん)、あんこ、ごまの4種類だが、醤油だんごは、昔ながら常時囲炉裏(炭)で焼いているのが嬉しい。醤油だんご以外はオーダ後にトッピングしてくれる。
 三吉屋といったら醤油だんごです、文句なし絶品です。スーパーで売られている甘ったるいだんごとは、一味もふた味もちがいます。遠く市外から買いに来る人も多く、三吉屋のだんごはほどよくしょっぱくて最高!


「秋田名物八森ハタハタ、男鹿で男鹿ブリコ」と秋田音頭にも謡われたハタハタを、本場秋田で食して参りました。山形では小ぶりなやつをしょっつる鍋でよく食べますが、焼き物では初体験、ぶりこの食感がグッドでした。ハタハタの由来をインターネットで調べたところ、秋田では年貢の変わりにしたほど、昔から食卓になじみの深い魚で、冬の雷が鳴る頃にハタハタが沿岸に集まるので、別名「カミナリウオ」とも呼ばれているそうです。
 かつては、豊漁が毎年続き、捕れ過ぎで価格が暴落、「箱代にもならない」と言われるほど大漁貧乏が続いた時期もあったようですが、乱獲などがたたって激減、大衆魚から高級魚になってしまったそうです。15年ほど前から「育てる漁業」に転換した努力が実り、また漁獲量が増えてきたのは喜ばしいことです。

 山形へ飲み会に行った帰り、久しぶりに「駅立ち食いそば」を食べる機会に恵まれました。そうです、駅の構内にある立ち食いそば店さんです。昔は安価で手軽…ファーストフードの元祖ともいうべき立ち食いそばには大変お世話になったものです。
 その店は、山形駅6、7番線ホームの「そば処あじさい」天ぷらそば360円なり。実際は同駅駅弁屋さん「森弁当部」の店。つゆはかなりしょっぱい、味も濃過ぎて醤油香も凄い。ダシは鰹と思われるが化学調味料も入ってるようだ。麺はコシなどなく、かなり柔らかい。天ぷらは衣に青海苔が混ぜてあり香りが良いが、具は無く衣 立ち食いそばを語る時によく言われるのが「街のそば屋と全然違う」という意見、それは当然です。天ぷらやつゆは自店で製造する店も結構有りますが、麺は事前に製麺所で茹で上げた(蒸し上げた)麺をお店では湯通しで済ませているからです。しかし、これは速さが重視される駅立ち食いそばにとっては致し方ないことでしょう。美味いというわけではありませんが、懐かしい味でした。


「虫を食べる」と聞いたら「エッー?」と驚く方多いでしょうね。山形地方では、イナゴの佃煮はスーパーでも売られるくらいポピュラーなのです。
 一時期、強力な農薬の影響で急速に数が減りましたが、低毒性の農薬に切り替えたことから、最近になってふたたび水田で増えはじめました。 ただ、これを調理する主婦が少なくなり、食卓に上るのは商品化された製品が多いようです。
 食用イナゴの最大の産地は仙台平野で、山形からわざわざ捕まえに行く人も多いようです。食べ方は甘露煮や佃煮がおなじみですが、ほかにイナゴの粉末をみそと混ぜて「いなご味噌」とする家庭もあり、 またかつては、乾燥品や粉末が保存食としても利用されました。生体重の64%がタンパク質で、昔から健康食品として重宝がられています。

 いよいよ芋煮会のシーズンですねえ。山形でも内陸と庄内では具や味付けが異なるようですが、同じ内陸でも地域によってビミョーに違いますね。以下、ワタクシなりに自己流で記してみました。

山形芋煮作り方(5人前)
1.鍋に水(里芋が水に隠れるくらい)と里芋(1Kg)を入れ、泡が出るまで煮ます。
2.里芋のアク(ぬめり)をよくとります。こんにゃく(1枚)を適当な大きさに手でちぎりながら入れます。
3.里芋が煮えたら牛肉(500g)を入れてよくアクをとります。
4.砂糖、醤油、酒の順に入れ味を調えます。
5.最後にネギを入れて出来上がり。
 それに加えて季節のキノコ(しめじ、まいたけ等)を加えるとさらにおいしくなります。

寒河江流(5人前)
1.鍋に水(里芋が水に隠れるくらい)と里芋(1Kg)を入れ、泡が出るまで煮ます。
2.里芋のアク(ぬめり)をよくとります。こんにゃく(1枚)を適当な大きさに手でちぎりながら入れます。
3.里芋が煮えたら、入れる前に醤油と砂糖で軽く炒めておいた牛肉を入れる
4.千切りにしたごぼう、しめじ等のきのこ類をいれる。
5.砂糖、醤油、酒の順に入れ味を調えます。
6.最後に豆腐、ネギを入れて出来上がり。
 なお、里芋のぬめりが嫌いな方が居る場合は、いったん里芋を煮て、ぬめりを完全にとってから、改めて煮始めるといいです。