おさむ茶マイルーム
▼昭和の女王
土曜日、美空ひばり2時間スペシャル番組を見た方いらっしゃいますか?
最初は、日本シリーズと交互に見てましたが、後半はチャンネル固定して釘付け状態になってしまいました。ひばりの歌は、演歌とかポップスとか、ジャンルを超えた説得力を感じます。
昭和という同時代を並行して生きてきた一人として、その生き様には感動を覚えます。特に晩年、命と引換えに歌いとおしたドームコンサート、その中の「愛燦燦」と「川の流れのように」は鬼気迫るものがありました。心の琴線にふれる珠玉の名曲ですね。
晩年の曲って、裕次郎の「わが人生に悔いはなし」にしろ、ひばりが自らの死期を知るかのように歌う「愛燦燦」にしろ、淡々と綴られる歌詞には、涙腺が緩んで止まりませんでした。愛だとか恋だとかを超越した詩にこめられた人生哀歌…人生って悲しい時の方が多いから、ささやかな喜びでも嬉しい…不思議なものですね。
雨 燦燦)と この身に落ちて
わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
人は哀しい 哀しいものですね
それでも過去達は 優しく睫毛(まつげ)に憩(いこ)う
人生って 不思議なものですね
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2006.10.25:osamu
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