おさむ茶マイルーム
▼もってのほか
いま、私の住む集落の農家では、食用菊 “もってのほか”の収穫期の真っ盛り、10月いっぱい続きそうです。自宅から眺めると、一面が菊畑で紫のジュータンを敷き詰めたようで見事です。
菊を食べる?というと、また何でも食べる山形県人かよ、と驚かれる方も多いと思いますが、秋の山形の味覚として欠かすことのできない旬の食材です。基本的に菊の花はどれも食べられるとのことですが、特に味や香りのよいのが、この“もってのほか”で、しゃきしゃきとした歯ごたえとほろ苦さが好まれているようです。
“もってのほか”は山形の方言で「とんでもない」という意味ですが、「こんな美味い菊の花を食べるとはもってのほか」だとか、「もってのほか(思っていたよりもずっと)おいしい」といった諸説ありますが、真相は定かでありません。
昨日、おすそ分けで初物をいただきましたが、シャキっとした食感に秋の深まりを感じたところです。
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2006.10.17:osamu
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