おさむ茶マイルーム
▼自転車の初乗り
子供のころの自転車の初乗り体験は、今思えばなかなか感動的なものでした。子供心にも一つのことをなし得た満足感を味わえるイベントであったような…お恥ずかしい話ですが、ワタクシが自転車に初乗りしたのは中学1年の時でした。
小学生のころ、子供用自転車も買ってもらえませんでしたから、近所の子供達が大人の自転車の三角部分に足を入れて乗る三角乗り(これで正しいのでしょうか)をしているのを見て、自分もやってみようと思いましたが、斜めに乗らなければならないので、バランスがとても難しくて、何回やっても出来ないのでついにさじを投げてしまったのです。子供自転車に乗るよりもはるかに高等な技術を要したものです。たまに女性用の自転車に乗っている子供もいましたが、乗りやすそうで羨ましかったものです。
中学生になって「必要は発明の母」と申しましょうか、通学の必要に迫られて再チャレンジ、日中は恥ずかしいので夜の人どおりがひけてから特訓開始。当時の道路はあまり車も走っておりませんでしたので、絶好の練習コース、お袋の手押しを借りて止まっているチャリンコを始動開始動、しかし酔っ払いのように右へ左へとダッチロール旋回、ついに池に突撃するハメに…トホホ。
何回も途中で転んだりしているうちに、いつかすっと乗れるようになりました。そしてそれから行動範囲や世界も広がり、そのときの感動は今でも忘れられません。
2006.03.13:osamu
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