おさむ茶マイルーム

▼イナゴの佃煮

「虫を食べる」と聞いたら「エッー?」と驚く方多いでしょうね。山形地方では、イナゴの佃煮はスーパーでも売られるくらいポピュラーなのです。
 一時期、強力な農薬の影響で急速に数が減りましたが、低毒性の農薬に切り替えたことから、最近になってふたたび水田で増えはじめました。 ただ、これを調理する主婦が少なくなり、食卓に上るのは商品化された製品が多いようです。
 食用イナゴの最大の産地は仙台平野で、山形からわざわざ捕まえに行く人も多いようです。食べ方は甘露煮や佃煮がおなじみですが、ほかにイナゴの粉末をみそと混ぜて「いなご味噌」とする家庭もあり、 またかつては、乾燥品や粉末が保存食としても利用されました。生体重の64%がタンパク質で、昔から健康食品として重宝がられています。

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2005.09.26:osamu

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