4月から10月まで、毎月の除草作業は大変なものであった。立冬を迎え、その時々を彩った草花が、眠りにつこうとしている。そんな中で、ホーム側の花壇には、菊の花が色鮮やかに咲いている。
この寒さの中にあって、多くの草花の最後を飾るその姿には、凛としたものすら感じる。天皇家の紋章となり、人生の最後を飾る場面に多く供えられる意味もここにあるのかもしれない。
どの駅に降りても菊の花ありぬ(右城暮石)。長井線の各駅の秋の様子はどうなっているのだろうか。