2020年5月の診断結果を受けてからも広田さんは走り続ける。同年8月いすみ鉄道大多喜駅での写真展に続いて、10月24日からは羽前成田駅でRound2が行われた。2021年12月のフランス・パリでの写真展に向けてのスタートを切ることになる。会場に掲出された広田さんのメッセージを紹介したい。
パリに向けて国内でも幾つかの写真展を考えています。つまり長期戦という訳です。…略…。奇しくも2011年に発売した写真集「ここから始まる―Just starting-」と同じタイトルとなりましたが、自分の人生はいつもこんな感じなんだなぁと改めて気づかされました。
さてさて「ここから始まるシリーズ」の写真展。第一歩目は、いすみ鉄道の大多喜駅。そして今回二歩目となる山形鉄道の羽前成田駅。来年は岩手県の雫石町で開催予定です。…略…。その他にも候補が幾つか。一緒に歩んでいけたら幸いです。
2020年10月24日 広田泉
広田さんを慕う人々が全国各地から駆け付けた。駅舎のライトアップに加えて和傘のライトアップもお披露目された。コロナ禍のあいにくの天候の中で、駐輪場での芋煮会も懐かしい。イベントの度毎に映した集合写真もこれが最後となった。それにしても「一緒に歩んでいけたら幸いです」の言葉が辛すぎる。